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2006/09/20
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カテゴリ:カテゴリ未分類



今週の月曜日、彼女が入院してた病院に行きました。

一度入院して、通院するという条件で退院して、メールとかしてたんです。

ある日急に連絡が途絶えた。

9月4日から。

電話してもプルルルってなるけどでない。

何回かけてもでない。

メール送っても返ってこない。

最近では電池が切れたのか、電話してもツーッツーッってなるようになった。

電池切れたまま→放置→また入院して携帯触れない

みたいになったのかなと思って、以前に入院してた病院に訪ねたんです。


が、


今現在その病院には入院してないらしく、最後に退院した日を聞いて見ると

「個人情報なので・・・」

と言われる始末。


せめて状況だけでも分かれると思ったのに。

会えなくても大丈夫なように、手紙を持っていったのに。

目が悪くて読みにくいかもしれないから、字を大きくして書いたのに。


なんで世の中はこうも思い通りに行かないんだろ。



他の病院に入院してる、というのも考えられたけどそれはあるもんなのかな?

病状が悪化したなら、その通院してた病院(=入院してた病院)にまた入院することになるもんなんじゃないだろうか。


で、一番望ましいのは携帯が壊れた。

ボタンを押しても反応しなくなった、みたいな壊れ方。

そうすれば電話に出れないのもメールが返ってこないのも説明がつく。

充電しないのは、もう使い物にならないから。


一番最悪なのは・・・まぁ、言うまでもなし。

でも友達が言うには、

「送ったメールがそのまま返ってこないなら、解約してないってことだから大丈夫なんじゃない?

言われて初めて気づけた。

だからこの言葉を信じる。信じたい。


で、以前は個室に入院してたらしいからその病棟を歩いてみた。

ホントに入院してないかを確かめるってのもあって。

受付の人がミスして、入院してないと勘違いしたんじゃないか、なんていう淡い希望を持って。



実際はいるはずもなく、でも過去にここを歩いてたりしたんだな、と思って少しだけ彼女を身近に感じられた気がする。

ただの妄想や幻想の類に入るだろうけど、それでも身近に感じたかった。



帰りに落ち込みながらも次の手を思案中。

直接家を訪問することを決意。

会えないなら、渡せなかった手紙をそのとき渡すことに。



電車がくるまで時間があったから、バイバイする前にいつも俺の帰りの電車が来るまで一緒に話してた場所に立ち寄る。


見慣れた風景なのに、見慣れない風景。


隣にいつもいたはずの人がいない。

隣でいつも笑ってた人がいない。

こんな気持ちでここに立つなんて思いもしなかった。


電車に乗り、乗り換えの電車が来るまでまたもや時間があるからいつも彼女と一緒に入った店に立ち寄る。

入る瞬間、その店特有の匂いに包まれる。

いつもデートの最初に行く店。

何を買うでもなく、ただ見て回って話しながらすごす店。

その店の匂いが、今ではどうしようもなく切なく感じられる。

いつも二人で入ったのに、今は一人で入る。

周りはたくさんの人がいて、カップルが何組も見られる。

かつては自分もこのいくつものカップルの中の一組だったはず。

ここでも、こんな気持ちでこの店に入ることはなかったなと思った。

エスカレーターで上の階に行く時も、いつもは斜め後ろに一人の女の子が一緒に乗っていた。

別にどうでもイィような普通の会話をしながら、上の階にいったり下の階にいったり、目的もなしに色々見て回ってた。

今は、一人で歩いている。

スピードを調節する考えもなしに、一人ですたすた歩き回る。





やがて電車がくる時間になったので店を出る。

人ごみの流れを逆らうようにして歩を進める。

ちゃんとついてきてるか、という心配は今回はなし。

ただ一人で、自由気ままに歩く。



さびしいもんだな。



家に帰り、なんとなく彼女とのメールがたくさん入ってる前の携帯の電源を入れる。

いつまでも終わりがないと思いながら打っていたメール。

連絡が取れなくなるなんて考えもしなかったあの頃。


なんだか今日は、思い出の足跡をなぞってばかりだ。

でもメールを見てるうちに、切なさもあったけど何よりも余計に諦められなくなった。

またこんな風に、メールしたい。

また遊びたい。

でも、たとえ病気が治ってもメールできる可能性は低い。

視力が落ちているのだから。

それでもイィ。

とにかく、生きててほしい。

実は病気とか嘘で、どっかで今も別の男と遊んでたりしてもイィ。

その現場を目撃しても、怒りよりも嬉しさが湧き上がると思う。

元気でいるならそれで・・・。







さて、とりあえず電話するために電話番号を調べてます。

といっても、電話帳で調べるしかないから、彼女の住んでるとこにおいてある電話帳を見て、同じ苗字の家に一つ一つ電話して確認していくしかない。

まだ手段があるうちは、絶対に諦めない。

また一緒に笑いたい。







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Last updated  2006/09/21 12:13:05 AM
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