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2006年05月11日
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カテゴリ:団塊党宣言
=お茶とお菓子とアコーディオン=

ゴールデンウィークの一日、
知人が参加するアコーディオンの集いへ顔を出した。
本来は20余年ぶりで知人と会うことが目的だったが、
この知人からの「アコーディオンの集いがあるから来ないか」
との誘いに乗ったのだった。

会場は東京からちょっと千葉へ入った柏市。
「ペリカンハウス」という紅茶とお菓子の店で、紅茶しか出さない。
アフタヌーン・ティーのフルコースがメニューにあるくらいだから
かなり紅茶への思い入れがあるのだろう。
民家の中にそっとたたずんで、可愛らしく落ち着いた店だった。  

ここに、南は高知県から、北は栃木県から20人あまりが集まった。
店の中は参加者が集まるにつれて
様々なアコーディオンが部屋の一隅を占領していった。
参加者リストが用意されていて、全員が受付でリストをもらった。
参加者はアイウエオ順に演奏することになっていた。

トップバッターが弾いたアコーディオンは電子式で、
ボタン操作でいろいろな音色が出るものだった。
以前に流行ったエレクトーンを思い出した。
目をつむって聴くとエレクトーンとアコーディオンの区別がつかない。
アコーディオンが電子化するとここへたどり着くのだ。

トップと2番目はかなり弾き慣れた人だったが、
3番目の人は初心者だった。ベテランが伴奏に加わる。
この人は楽しそうに一生懸命弾いてくれて、
その楽しさが聴いている私にも伝わってきた。

ほかの演奏者ではアコーディオンでの歌唱指導をしている人、
アコーディオンでライブ活動をしているというお嬢さん、
彼女はブーツにタンバリンを付け、
自作の曲も演奏して独特のフィーリングを出していた。
いろいろなアコーディオンの集いで今日も演奏会をかけ持ちしていて、
ここのあと立川へまわるという人は
同好の士と出逢うことが一番楽しいという。
弾き語りを得意とする人がいる。
地域のアコーディオンクラブで長年にわたり
アコーディオンの普及活動に努めているという人など。
それぞれの方法でアコーディオンを愛していることが感じられる。

プログラムはじつに多彩だった。
アルプス民謡の弾んだリズムが流れると自然に足踏みが出た。
シャンソンが流れれば、
昔に観たスクリーンに映ったパリの街角が浮かび上がる。
元気なマーチは運動会だ。
そして曲目は日本民謡へ飛び、
古賀メロディーが流れると「NHKのど自慢」の会場に早変わりする。
童謡はやさしく私たちを包んでくれ、みなの口から自然に歌が出る。
そうか、アコーディオンはジャンルを問わないんだと気づいた。

会が半ばを過ぎた頃にケーキと紅茶が配られた。
店のマスターからメニューの解説が入る。
アッサムのストレート・ティーと2種類のケーキを楽しみながら、
後半もさまざまなアコーディオン演奏を聴いた。

このアコーディオン・パーティでは
初心者からベテラン、セミプロまで、
すこしはアガるものの、みんなじつに楽しそうに演奏をしていた。
「アコーディオンが好きでたまらない」という思いが
年齢や性別を乗り越え、たがいの演奏に熱い拍手を送り合っている。
ながめている私にも
アコーディオンを演奏する楽しさがすんなりと伝わってきた。

同好の士が集うイベントをのぞいたのは、
昨年暮れにクリスマス・オラトリオの演奏会を聴いて以来だった。
前回の合唱団メンバーもそうだったが、
今回も彼らはいきいきとした顔をしていた。
真剣に取り組んだ趣味の成果を同好の士と交歓する楽しさは
やってみて初めて感じ取ることができるのだろう。
かれらを間近で感じ
趣味と本格的に取り組む楽しさをあらためて教えられた。






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最終更新日  2006年05月11日 14時04分31秒
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