日記 ２０１１年９月２１日 (水)
雨が強くならないうちに帰ろうと
６時に事務所を出て、
家内と千代田線の新御茶ノ水へ向かいました。
ホームにはすでにかなりの人がいましたが
すぐに電車が来たので飛び込みました。
立派にギューギュー詰ラッシュ。
次の「湯島」に着いてドアーが開きます。
そしてドアーは閉まらない。
いつまでたっても閉まらないのです。
すこしして、アナウンスはあれこれ言ったあと
「運行を見合わせています」と結びました。
やがてこんだ車内からひとり降りふたり降りはじめ
案外空いてきました。
３０分が過ぎ、私は車内での立ちっ放しで腰が痛くなり、
ホームに降りました。
そして蛇口のある水飲み台へ寄りかかりました。
そうしてまた３０分が経ちました。
車内でぐったりドアーの壁に寄りかかっている家内に
もう降りて駅の外へ出ようといいました。
アテはありません。ただ座りたかっただけです。
地上へ出て松坂屋のある上野広小路へ向かって
ぶらぶら歩きました。
道路を見ても空車タクシーが通るアテもなし。
上野公園前の「みはし」（甘味の店）がやっていたので
白玉クリームあんみつを食べてひとごこちしました。
携帯ラジオを持っているのを思い出し
スイッチを入れると「千代田線」「京成」とも
あいかわらず全線で運転見合わせ。
やれやれ、どうするかと思いながら店を出ます。
タクシーはますます来ません。
食事をしようと店に入れば
席を待っている人が数人いるのを見て、これもパス
どうしようかと思っていたら山手線が動いていました。
そうだ、山手線は動き始めたとラジオで言っていた。
西日暮里まで行かれる！
西日暮里から家までは私の足で２０分だから
家内と一緒でも３０分で着くでしょう。
そこで上野から山手線に乗るべく上野駅へ向かいました。
構内は人・ひと・ヒト
みんなしゃがんだり、階段の端にお行儀よくすわったり
新聞紙を敷いて座って
携帯メール打ったり読んだり、おにぎり食べたり
文句言う人はなく、その状況に順応していました。
そして私たちが改札を通過した途端
なんと家内の足が両方ともツってしまったのです。
西日暮里までは３駅だから
家内にはなんとか耐えてもらうとしても、その先はどうする・・・
「西日暮里から私ひとりが家に帰り、車で家内を迎えに戻る」
今はこれ以外の選択はないと判断しました。
満員でノロノロ走る電車にはがっかりでしたが
それでもようやく西日暮里に着きました。
西日暮里に家内を待たせ、私だけが歩き始めます
こういうときの２０分はじつに長い。
途中で明治通りを渡る赤信号はイライラするほど長い。
そうしてようやく家にたどり着き
車のキーだけ持ち出して車を出しました。
歩くと２０分の道のりなのに
車で西日暮里までは５分でした。
西日暮里で家内を拾い、初めてホッとしました。
ホッとしたら途端にお腹が空いてきたので
近くのファミレスへ立寄り、ようやく夕食にありつきました。
家に着いたら１１時をまわっていました。
振り返ってみると、朝から立寄り訪問、午後も出かけ
事務所に戻ってからサッサと家に引上げようとしたのに
豪雨とラッシュと電車不通に出遭い、
上野で帰宅難民になった一日でした。
