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株/投資/ヘッジファンド/きまぐれぽんた

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3/25 JALのダメさ

日本航空(JAL)は06~10年度の中期経営計画で、整備基盤の強化を柱にする
安全性向上策に600億円を投資する。運航トラブルで失った信頼回復が目的だが、
22日にはMD87型機の整備ミスが発覚し、安全の確立にはほど遠い状況だ。
国土交通省も安全運航への監視を強めており、安全投資の効果が厳しく問われる。
安全性向上策の中で、最も力を入れるのが新整備系統合システムの構築で、
約270億円を投資するといいながら現状でこんな状況にあるJALに人々は乗りたいと
思うのだろうか、本当にJALは変わる気があるのだろうか。実際の整備では多くの
場合、機体状況や部品発注の情報について、整備士らのチェックが必要で非効率性や、
人為的ミスの懸念があったとJALの関係者がいう。このため、整備の基幹になる
43のシステムを統合し、主要な情報を一元的に把握できるようにする。なんて今ごろ
言ってる場合だろうか。新町社長、内紛が起こり、信頼が地に落ちた今自分の職位に
しがみつき悪態をさらすことがJALのためになると思っているのだろうか?糸山顧問の
声ももっと聞かないと。国際線を運航する日本航空インターナショナルの芳賀正明・
整備本部副本部長は信頼回復が迫られており、一気にシステム更新の実施を決めたと
話しているが今ごろ話す話じゃないだろう。先日中期経営計画の発表の場でも本当に
変わる気があるのかとアナリストから質問があり、コミュニケ-ションを円滑にする、充実
させるとは具体的にどういうことか、と言われ答えに窮していたのを目の前で見て真剣に
事の重大さが捉えられていないことを知ったところだった。6月末に次期社長に就任する
西松遥取締役は(再びトラブルが起きれば)命取りになると危機感を募らせているが、
既に命取りのレベルで、法人契約を解除する会社が相次いでおり、価格を引き下げて
対応しているだけのこと。だから何年経っても赤字体質から抜けきれないのだ。
依然として人為的ミスが続いている。北側一雄国交相も24日の会見で整備のあり方も
含めて安全管理のあり方全体を反省すべきだと批判していた。旧日本エアシステムの
同系機が2年前、鹿児島県の徳之島空港で主脚が折れた事故を契機に耐空性
改善通報(TCD)で厳格化していたにも関わらず同じミスを繰り返している。ここのIR
の人間も良く知っており、何度も取材に行っているが、全く具体性のない安全対策や
一度も守られない中期経営計画で毎回赤字転落なのによくやってるよね。サラリーマン
だからしょうがないのかな。新町社長、西松次期社長以下財務、営業、IR、国際・国内線
担当者はもっとプライドを持って仕事をしてほしいよね。

7月初旬
7億株の公募増資とOAによる5000万株の売り出しを嫌気とした下落、とはいえ、
そんな簡単な話ではない。日航は2006年3月期に連結最終赤字に陥っており、
経営不振企業が公募増資で多額の資金を調達する異例の形になる。銀行では
どこも貸してもらえないとわかると既存の株主にそのツケを全部回し、よくわからない
株主なら簡単にお金を出すだろうと画策。ひどい会社ですねぇ。増資は国内と
海外で3億5000万株ずつ実施。公募増資を公表したと言うことは、しかも、証券
会社13社の引受けを根回し出来ていたということは、相当の期間、そしてそれなりの
人数が絡んでいる。だというのに、資金繰りが苦しくなり、安全性の問題を抱えた
まま株主に迷惑をかけておきながら、株主総会では一切のことをごまかし続けた。
個人大株主の糸山氏がJAL株式を売却するほど嫌気がさした、苦言を呈しても
何も変わらない、配当すら出ないJALを見限った。会社のオーナーである株主の
意向に背く経営状況を陳謝し改善を約束したのが28日の株主総会だったのだ。
今回の増資を巡る経営陣の動きからは、全く改善する気持ちがない言い訳じみた
総会と上司と言える株主にさえ、ウソをつき、損害を及ぼすことを隠していられる
この会社が一番に考えるべき顧客や乗客のことをどれだけ考えて安全対策を
練ってくれたのか、どれだけ整備をし、本当に信頼を回復しようとしているのか、
よく考えるといいと思う。

7月13日
日興が、JALの引き受け幹事団から外れることを決めたとのこと。

外向きには割当が少ないから、という理由のようだが、本当の理由は、
自社に口座を持っている投資家に損をさせることがわかりきっている銘柄を
販売するのは、セールスとしていかがなものか、という意見が社内で出ている
という噂。

ゴールドマンサックスが担当している外人投資家サイドは特に問題なし。
なぜなら、ロングオンリーのレガシーファンドがこんな銘柄を買うわけはなく、
配分がなされるのは、もっぱらヘッジファンド。彼らは既に空売りのポジションを
たんまり持っているので、割当をもらえば、そのまま現引きするだけのこと。
こういうことがわかっていないと痛い目に会うよ。


7月18日
現在の増資に関して先日日興が引き受け幹事団から抜けた話も以前ここに
書いたとおりだからね。日本証券業協会の安東俊夫会長は18日の定例会見で、
今月予定されている日本航空の大型公募増資について、株主などステーク
ホルダーに対して十分な説明がなかったことに問題があるのではないかと述べ、
日証協の作業部会でも議論を進める考えを示した。今月14日には、国内募集分を
当初予定の3億5000万株から2億9500万株に減らし、海外募集を増やす
異例の決定を下していた。国内を減らしたのは、どうやら国内の機関投資家が
みんな嫌がったらしい。外人? 当然空売りしてますからね。ってか情報全部
漏れてるでしょう、日経の書き方、そして今日の引け方。あきれるね。ちなみに
資金調達額は1469億円と、想定していた2000億円の4分の3になってしまった。
足りないねぇ。


7月21日
JAL機長  医師の検査受けずに薬服用しフライト

日本航空ジャパンのDC9型機の機長(56)が、航空法の規定に反して医師の
検査を受けずに、消炎剤など4種類の薬を服用したまま6月以降、国内線を
飛行していたことが分かった。同法では、パイロットが手術を受けたり薬を
服用した場合は、産業医の検査を受けなければいけないが、機長は同社の
産業医に報告していなかった。同社から報告を受けた国土交通省は、同社に
厳重注意をしたうえで再発防止策の提出を求めた。同社によると、機長は5月
29日に右耳のできものを摘出する手術を受けて6月5日に退院。その後、6月
10日~7月12日に39回のフライト(飛行時間約52時間)をした。同社の調査に
対して機長は「主治医が『フライトには問題はない』と言うので、会社には報告
しなかった」と話している。

つい先日の安全宣言はどこへ???
ってか医師の検査を受けてないことではなくて、こういうことが簡単に
通ってしまうこの会社の体質なり、検査体制なり、安全に対する考え方なりが
問題なのだろうと思う。

個人投資家が、JALの経営陣を提訴したようですね。今回の増資に関して・・・



おっとちょっと言い過ぎた。

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