3日で全てを把握する某新聞にも出ていたものではあるが、大発会明け3日間の動向を見ると、 その年1年間の日経平均の推移、とりわけ上昇するのか、下落するのかが 見えてくるという、アノマリーがあるのは昨年もここに書いた通りだ。昨今、 成人の日が第二月曜日へと移行し、2007年のように3連休を挟んでと いうことになるといささか座りが悪いのではあるが、1949年から今まで、 どのような結果になっているのかを、3日間の上昇、下落とその年の パフォーマンス(大発会の始値と大納会の終値により陽線であれば、勝ち、 陰線であれば負けとして勝敗を計算)を見ておきたい。 [3日間勝ち越し→28勝6敗] +、+、+、 12勝2敗 +、+、-、 5勝3敗 +、-、+、 6勝0敗 -、+、+、 5勝1敗 [3日間負け越し→10勝13敗] +、-、-、 5勝5敗 -、+、-、 2勝1敗 -、-、+、 2勝3敗 -、-、-、 1勝4敗 これをよく見ると、かなり顕著にそして高い確率で、新春3日のパフォーマンスが その年のパフォーマンスに影響を与えていることが分かる。ちなみに、2007年の 大発会はプラスであり、2日目は残念ながらマイナスで終わったことから、+、-、 という順番になっている。このまま火曜日が+、となれば、+、-、+、の順番に なり、年間のパフォーマンスは過去は6勝0敗で、上昇確率100%と3日間 プラスとなる以上に年間のパフォーマンスがプラスになる確率が高まる。一方、 火曜日に続落すると、+、-、-、の並びになり、年間パフォーマンスは5勝 5敗、上昇確率は50%に一気に後退する。また、大発会の勝ち負けも、年間 騰落と微妙な相関関係が見られるというマイナーアノマリーも存在し、大発会の 日経平均が+、なら、その年の年足陽陰線は28勝10敗(上昇確率73.7%)、 -、だと10勝9敗(同52.6%)というものがある。これでいくと、今年は既に 7割以上の確率で年間のパフォーマンスはプラスとなりそうだと言える。更に 9日の日経平均がプラスとなってくれれば今年は明るいと言えそうだ。ちなみに、 昨年は大発会がプラスで、かつ3日のパフォーマンスは +、+、+となり、 年間パフォーマンスはプラスだった。 ジャンル別一覧
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