SIDE B.
来週末まで飛び飛びにまた仕事が入ってしまってる。精神的にやや落ち着きのない日々。関東地方は今日、4月上旬の暖かさになったとニュースで知った。こんな時こそどこかにブラリと出掛けたいものだが、2日間続けて休める貴重な今日は、おとなしく家事に専念。数日家を空けると、部屋じゅうに色んなモノが溜まる。洗濯物や片付け物、澱んだ空気に床埃…細々とした用事に加え、仕事の疲労も日に日に。あちこちの窓を全開にして、家の中に風を入れる。篭った空気を断ち切るように、冷えた空気が押し寄せる。“流れ”が変わったと感じたとたん、随分気分がラクになった。バルコニーに出て、空に向かって深呼吸。奥に見える山の緑が、いつになくくっきりとした輪郭で。なんだかちょっと春っぽい。このところまともに構ってやれない植物たちに、ウン日ぶりの水遣りを。カラカラに乾いた鉢なのに、ピンクのバラが続々と蕾をつけている。この暖かさのせいなのか、今日も新たに花を咲かせてた。幸福の木も青々とタクマシイ。もしや今年は、ビニールハウスや毛布の出番てないのかも? 2月の寒さが、全く想像できない。そういえば近所の歩道には、痩せた長身のヒマワリがすくすくと育ってる。冬に見るヒマワリも夏に負けず劣らず見事な黄色で、見ているだけで元気になれる。不気味だけれど、面白い。テキトーに手抜きしつつも、とりあえず今日の任務は夕飯の支度を残し、ほぼ終了。料理するまでは、私だけの時間だ。うふ。さてと、録画してた番組でも観るとするかな。昨日の帰り、我が町の駅に電車が滑り込んだ時に読み終えた重松本。色んな雑誌の読み物ページに掲載された作品が、1枚のLP盤みたくA面・B面に分けられてカラフルに並んでる。初期作品ヨリの内容のせいかどことなく青さもあって、いつものような“感動”は少なめ。個人的には、巻末に収められた重松氏へのロングインタビューが興味深かった。特に『「それでも人は生きる」場所で』の中の、編集者やライターを経た彼が“原稿”や“人”とどう向き合っているか、という部分に、ものっすごく共感できた。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「小さいワンコは何故吠える?」