ニンジン。
例の化粧まけのも、それがきっかけとなってまた悪化した蕁麻疹もなんとか落ち着き・・・婦人科投薬の副作用も症状がやっとやっと軽症になってきたので、ところどころに白い物が混じり撥ねまくって手に負えなくなった髪をやっつけに美容院へ。ここんとこ心身ともにへヴィで、なんだかいろんなことがうまく回らないけど毎日踏ん張ってきた分、自分への褒美として今回は、ヘッドスパ付きのメニューで、しばし癒される。ほんとこの店には、私の暴れん坊な髪の毛と、日頃の毒素を吐きに来てるようなもん。それでも店長Oさんを始め、奈良弁の懐っこいアシスタントのTさんとかいつも穏やかに話を聴いてくれ、居心地のいい温かな時を過ごさせてくれるから、感謝。で。翌日。「ペンギン・カフェ コンサート」atよこすか芸術劇場。大貫妙子がゲストVo.として持ち歌を三曲披露。彼女の生歌は、過去にも二度聴いたことがあるが、すべてゲスト出演という・・・今回は観た中でも一番、彼女の世界観に合うものだったような。ペンギン・カフェは、英国のインストゥルメンタル集団なので、秋深まるこの時季、ぴったりな空間を満喫できた。それにしても熱心なファンが大勢来ていて驚き。こんなに人気があるとは。ほっこりといい感じに心が温まったところで、ちょうどお腹もタイミングよく空いてきたので、鎌倉は由比ヶ浜まで移動し御代川のしゃぶしゃぶコースを頬張る。こんな高級老舗店、滅多に来ない夫婦だが、この日は迷わず入店。何故なら夏のお得セットに、ぎりぎり間に合ったから。お目当ては、湘南ブランドの葉山牛。以前スーパーで安くなってるの狙って食べたことあるが、今回は何割引きの切り落としとかじゃなく、しゃぶしゃぶ用しかも御代川が厳選して提供してる肉だから、そりゃもう・・・私の牛肉の基準は、野性味溢れる豊後牛と比べてどうかになってしまうので、超超個人的な感想になってしまうが、肉質も脂の繊細さも上品で肉肉しくないので、老人も子供も女性もぺろりと食べられそう。夫婦そろって気に入ったのは、最初に出てきたひと口大のローストビーフ。これは印象に残る味。コース自体はわりとシンプルだけど野菜も沢山あり、それぞれが新鮮で美味しくなんだかんだでお腹いっぱい。御飯は要らないのかと、セットで付くから何度か聞かれたが、餅、うどん食べて、更にあの時間米食べてたら、間違いなく私たちが牛になるから、やめといた。というか、もう既に満腹で食べられない。そうは言っても、最後に出てきたかぼちゃプリンは別腹に納まるからあら不思議。店を出た直後。「滅多に滅多にない事だから」と、念を押してきたがわかってるってば、私たちがそんな贅沢できない身分だってこと。二人ともケチで小心者だし。とりあえず、春から私の検査続きで、その後二ヶ月休む暇なく姑介護でめいっぱい走り続けてたから、今年結婚15周年の祝いもないままだったしそれでいいんじゃないかなって、ことになり。お疲れさん会と15周年祝いを兼ねたイベントとして、この夜は夫婦にとって特別な日、だったことにする。何度も計画倒れになってる旅には、まとまった休日も取れず私がこんなだから、なかなか行けそうもないし。この春から夏ずっと、自分の気持ちや予定は後回しにして耐えて堪えて乗り越えたから、このくらいは贅沢しても許される、ハズ?帰省だってこのままだと今年は、叶わないかもしれないんだもの。私にだって、ひとつくらい楽しみがあったっていいじゃないか。うん、絶対これくらいは贅沢じゃない。むしろまだ足りないくらいだけど、結構満足だからいいや。このささやかな時間をエネルギーにかえて、また一日一日を、精一杯進んでいくのだ。来年また御代川連れてってくれるというダンナの言葉を、支えに? がんばらないと。【最近読み終えた本】【楽天ブックスならいつでも送料無料】Iターン [ 福澤徹三 ] 九州出身なので解るとこもあるけど、初っ端から何度か挫けそうになりながら読み終えた。職場の食事時に読むんじゃなかった。あと疲れてる時も。映画化するとマシなのかな。主役思いつかないけど、他は松重、エンケン、竹内力あたりで。今日の長めのひとこと。「自然がもつ測り知れない力の脅威に、画面を通してだけど恐れを感じる日々。被害に遭われた方々や家族の痛みを忘れず、私は私が与えられた人生を大切に生きよう。」