はなしをきく。
いくつかの問題も少しずつおさまってきて、やっと平穏に過ごせると思ったら大間違い。緩~い空気が流れてる時が実は、アブナイ。油断は禁物である。ある日急に、胃のあたりにしくした痛みが突き上げ、時間を増すごとにだんだん強まってきて。いつもならこの手の痛みは、某胃散ですぐ治まるのが今回全く効かず。結局、腹部エコーそして薬服用、胃カメラ検査と自分が思う以上に大事になってしまった。でも、もともと10代から胃が弱く、数年前から健康診断でポリープがあるのはわかってるから、5年ぶりの胃カメラ検査をこの際受けてしまおうと。結果はピロリ菌もおらず、ポリープ以外むしろキレイだと。やはり思った通り、いつものストレス性の胃炎だろうという診断が。最近そんなにカリカリしないし、悪い夢も見ないし気分的にラクになっていたつもりだったのに・・・まだ自分では気づかない何かしらのストレスを感じてると? ま、原因はアレ関係にほぼ決まってるんだが。そんな時だからこそ、気晴らしにいつもと違う楽しい事を・・・ちょうど縁あって手にしたチケットで、『鎌倉はなし会』という古典芸能の舞台へ。メインは桃月庵白酒という、ダンナ曰く最近注目されてるらしい落語家の独演会。その前後に若手落語家の前座、紙切りの林家正楽による名人芸が混ざる。落語を生で聴くのは久しぶりなので、とても楽しみだった。しかも演題にはよく知られている噺もあり、それだけで退屈はしないと思ったし。幸い、薬が効いて胃の痛みを感じる事もなく、舞台に集中でき好い笑いによって、体内の毒素を出しきった気さえした。笑いがガンや認知症さえ回復させると、聞いた事があるがそれは実に正しいと思う。いや、いいに決まってる。また別の日は。一年ぶり、隣町の親友と、やっとやっとのご近所ランチ。私の投薬治療や最近の体調のせいで、なかなかスケジュールが合わずこんなに延びてしまったが、木枯らし一号の吹いた日になんとか彼女とのひと時を過ごす事が叶う。いつも美味しい店をあれこれ選ぶのに、会ってからずっと互いの親達の介護の苦労話でほとんどの時間が奪われる。せっかくの味も台無しな内容で、ほんとカナシイのだけれど。それでも互いのこの一年を話す事は、私達には何より必要だ。彼女のお蔭で今回の再会も、リセットできた私は前に進むためのパワーになった。彼女もそうだと信じたい。★ ★ ★ ★ ★今日のちょっと長いひとこと。「お気に入りの食べ物屋さんがふたつ閉店。大好きな猫と3匹さよなら。私が動こうが止まろうが、周りはどんどん変わり続ける。感傷に浸る暇はない。あと二ヶ月。さあ、どう活かす?」