ああ見えて意外と。
原稿締め切り(副業)を無事越え、次の素材を受け取り今来たばかりの坂道をバテながら戻る。今日みたいな台風一過の日は、キツい。吹き出す汗を拭き拭き、目の覚める青を見上げながら駅に着く。最近、事務所に寄った日の“お決まり”になったいつもの駅のいつもの自販機で、いつものカルピスウォーターを買う。そうこうしてるうちに、乗車。もうすぐ我が町に着く辺り、車窓から見えた駐車場に一台の素敵な車、発見♪ 今まであの車と同じのを見た覚えがない。車種はあるのかもしれないが、あんなお洒落な色味と可愛い車体の組み合わせ、初めてだ。今、世間を騒がしている眉毛おじさんが、この前首になちゃった会社の車だ。どうやら私は、いつの時代もヨーロッパの車が好みらしい。惹かれる車を見る度「もし自分だったら・・・」と、あれこれ空想にふける。現実味がないから、完全に超好き勝手な空想。考えるのはタダなんだから、いくらだって夢は広がる。どんなに憧れても、この手に掴めないのは、我が家に車が必要ないから。車好きのダンナは、毎日のようにネットで新車や中古車をチェックしてはニヤニヤしてる。で、必ず私に「どう?これ、イイと思うんだけど」と聞いてくる。それに対しての私のお約束で、「宝くじドーン!と当てて買ってください」と返す。結婚当初、彼は国産のセダンを大事に乗ってた。それも様々な事が起き、生活スタイルが変わり、考えが変わり・・・東京や神奈川で車を維持する金のムダっぷりを考えると、我が家には贅沢品であり、交通機関も充実している&ひたすら歩くのが好きな今の暮らしには、不要という決断に。で、ダンナは泣く泣く(ほんと泣きそうだった)愛車を手放した。自家用車が無きゃ無いで、今は世の中便利なもんでレンタカーもあればシェアカーもある。だから、必要な時に利用すれば、それで充分。唯一、姑が同居してた時期に、あったら便利だろうな・・・と思ったくらい。病院通いや施設変更による引っ越し等、毎日のように何かしらとんでもない事が起きて、その度に付き添ったり呼び出し食らったり・・・そんな不測の事態には、車は欠かせない。だからあの時ぐらいだ。車があったら・・・と思ったのは。でも、車あっても私が使えないんだから無意味だ。なんたって私は、免許取って以来、一度しか公道を運転していない正真正銘?の”ペーパードライバー”。“本人確認”に使う以外、何の意味も持たない。免許更新も面倒だけど、せっかく超多忙な時期に苦労して取得したから、もう少し持っていたい。そのうち気持ち次第で返納するだろう。ニュースで車の事故が報じられる度に、加害者も被害者もどっちにもなりたくないと思うから、そのうち。こんな私だが、車に詳しくないなりに、ダンナの影響かなんなのか、車情報に触れることは多い。その流れでってわけではないが、免許を取る前から車には色んな憧れを抱いていたのは、確か。今もCMや専門番組や雑誌を、ダンナとチェックしては、あーだこーだ言ってる。何も知識がないくせに、言うことだけは いっちょ前(苦笑)。ある時、知ったのだが。車に詳しい人は、フロントの部分を『顔』と呼ぶらしい。私、ずっと言ってた!!ダンナに「あの車どう?」と感想を求められると、「顔が好みじゃない。鼻が大きすぎる」とかエラそうにケチつけてる。なんにも詳しくないくせに、やっぱ言うことだけは、いっちょ前(苦笑)。何も知らないくせに、車見るのは面白い。特に、運転してる人と選ぶ車の関係。かわいいコロンとした車から、むっさい髭面のおじさん出て来たりすると、うほ♪ってなる。そう言えばむかーし一度だけある理由でデートした人が、真っ赤なアルファロメオに乗ってるって言って、かえってガッカリした。そんな見た目じゃないのだ。どこから見ても、お堅い会社の堅物な人。良い人そうだけど話も全然面白くないし笑わない。そんな人が、真っ赤? 外車??みたいな。この人に限らず、車とその持ち主って“ギャップ”あるような気がして。最近のギャップで言えば、副業仲間の奥さん。この前初めてお喋りする機会があって、立ち話したけど。この人どっから見ても(名前も含め)南国系がピッタリ!な元気のいいご婦人なのだが。乗ってる車はシルバーのミニバンで、何も装飾無しで、むしろ地味すぎ。意外だった。意外過ぎた。今朝も私が事務所に着く時に、車を出したところだったが、改めて見ても・・・うーんな感想。彼女には彼女なりの事情があるのだろう。うーむ、でもやっぱ意外。せめて車内にアロハな花柄とかウミガメ柄のシールを貼っててほしかった(いやだろー!)★ ★ ★ ★ ★今日のやや長めのひとこと。「そんなに売れてないのに、何故9000万円も住宅ローン組める?と謎だったが、番組企画か。にしても、無茶させるなー。」