ズレてる。
黄砂の影響で外が黄色っぽいので、今日も乾燥機頼みの洗濯に。暖かくて好い天気なのに、衣替えの時期なのに、太陽の恵みを活かせないないなんて・・・やるせないなぁ。やるせないと言えば。最近のニュースを見てて、引っ掛かってることが。長年ガテン系御用達として、その道のプロに好まれてきた専門ショップが、近年様変わりしたと聞く。今日もたまたまTVのチャンネルかえた先で、店内紹介をしていたので、とりあえずどんなものかと観てみたが・・・確かに、どのアイテムも機能的でデザイン性にも優れ、思ったよりもオシャレに見える。それもそのはず。今日特集されたショップは、『○○女子』という店名のもと、“女性をターゲット“にしたブランドだ。店名にハッシュタグ、店の入り口には、巨大なピンクのブランコ設置(自由に撮影可能)。これだけ見ても、新しい物に敏感な若者、スマホのヘビーユーザー狙いというのが判る。Instagram等で取り上げられれば、メディアへの広告料も抑えられ、瞬く間にバズってもらえる。このバズマーケティングは大成功のようで、服が売れないこの一年の売上高も前年同期比で大幅増という結果に。COVID-19が経済社会にダメージを与え続ける中、創意工夫で明るい話題を提供する企業が現れるのは、喜ばしいこと。でもでも、どうしても気になってしまうのだ。世界的に“ジェンダーレス”化が叫ばれる今の今、なぜ看板に『女子』を敢えて掲げ、いかにも“ガーリー“を連想する“ピンク“のオブジェをランドマークに据えたのか??と。ワ○クマンには一度も行ったことはないが、私もカジュアルブランドやファストファッションはたまに利用する。このテの店の使い勝手の良さは、子供から大人まで使える商品が、広々としたフロアに選り取り見取り置かれてる点だ。ダンナと買い物に行っても、入店したら一旦解散。時間を決めて各自好きに回る。それぞれの気分や目的に合わせ、好きなように見て、気に入れば試したり買ったり・・・それができる自由な空間が、これら店舗の魅力だと思ってる。男性モノ女性モノとか子供モノとか、一般の常識とされることに囚われず、サイズも性別も関係なくピン!とくれば迷わず選ぶ。それができるのが楽しいのに・・・W社のように『#○○女子』って冠付けられると、正直言って私は気楽には入れない。今日の特集を観ただけでも、実際に手に取ってみたいアイテムがいくつかあった。けれど、あの店舗に行きたいかと聞かれれば、ちょっと考えちゃう。あのブランドはどこを・誰を目指しているのだろう?私はもう『女子』って年頃でもなければ、ピンクのブランコが似合うラブリーなタイプでもない。そもそもSNSすらやってない。そんな人間は、まるで眼中にないかのようなコンセプトの時代錯誤感。これが、どうしても引っ掛かかってしまう。同じように疑問を持ったライターさんの記事を読んだ。それによると、なんと『女子』の店にはキッズもメンズも少しは扱ってるらしい! ならば尚更『女子』を強める意味が解らない。聞いたところによると、『女子with男子』店舗も計画していると!(アイドルグループの名前みたいだな)これって、どうなのよ? 迷走してるとしか思えないんだが。商品はなかなか良さそうなので、今の人気を維持するためにもネーミングセンスとコンセプト、今一度考え直してほしいものだ。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと以上。「八幡様初詣、やっと行けた。半年ぶりの電車に足震えた。人混み怖い。やっぱ家中心に暮らします。」KANの新曲かと思ったら違った。マルチプレイヤーぽいのにあの格好は残念。色モノ路線じゃない楽曲の方が、好みかな。