言葉のあや。
長年、若い世代に関わる仕事をしている。だから、彼らの発する『言葉』には、かなり敏感で非常に興味を持っている。しかし今巷で流行っている“若者言葉”は、昭和生まれの私には理解できないものが多い。それでも中には、「巧いこと言うなぁ!センスいいなぁ!!」と、感心する新語も結構ある。ああいうのって一体、どこの誰から日本全国に広まるのだろう? YouTuberなのかインフルエンサーなのか芸能人なのかなんの人だか・・・とにかく若者の誰もが気に入るような造語を、一番最初に言い出した人って、凄い! 仕事を通じて新しい言葉に出合う度に、素直にそう思うわ。その一方で、時代の流れとともに“美しい日本語”が“消滅”しつつある寂しさとやるせなさを感じてる。そりゃ私だって“若者”だった時代に、上の世代の人達から同じように“言葉の乱れ”を嘆かれていたのかもしれないが・・・・・・。いや、でも例えば尊敬語謙譲語丁寧語の使い分けは、TPOに合わせて努力してたけどなぁ。TVでは、“紫式部”の大河や『舟を編む』のドラマ版が放送中。どちらも年中活字まみれの私には、とてもワクワクするドラマだ。若者がTV離れしてるのは知ってるけど、是非この機会に数話だけでもいいから、観てほしいなぁ。別にN局の回し者ではない。ただ、もっと『日本語の魅力』を知ってほしいだけ。******で呑む川島明の辞書で呑むテレビ東京の『川島明の辞書で呑む』が面白い!と言っても、この前第二弾に岡崎体育が出演すると知り、初めて観たのだが。番組説明には、辞書で【酒が進む素敵な日本語】を探しながら、みんなでお酒を呑む【ノミデミック日本語バラエティ】とある。内容はまさにそのまんま。で、この日は『いの言葉で呑む』回だった。ゲスト全員でそれぞれが知らない言葉を“紙の辞書”を開いて選び出し、辞書出版の専門家にその場で説明を受けたり、皆で辞書の意味を読みあーだこーだと話し合ったり・・・岡崎体育は急に「曲できた。唄いたい」とアカペラやっちゃったり・・・そして番組最後には、この日出てきた言葉を入れて、短いドラマ仕立てで“おさらい”するコーナーまであるという。なかなか斬新でマニアックなんだけど、私は酒も呑まずに笑える程楽しめた。しかも、私も知らなかった言葉の意味を、この番組のお蔭で覚えることができた。それにしても日本語は奥が深くて、知れば知る程、面白い!!10代の頃の一番の愛読書は『国語辞典』だった。高校の英語の辞書は手触りも中身も愛着ありすぎて、大人に成ってからも暫く使ってて。今も処分できずに本棚の中。そう言えば広辞苑もあった気がする。なんだか急に、手に取りたくなってきた。どの辞書も何十年も前の本だから、今と比べると中身も古いわけだが・・・それもまた、今見ると“新鮮”に思えるかも? 玉手箱を開けるように、ちょっと開いてみたくなったぞ♫★ ★ ★ ★ ★今日のふたこと。「ついさっき下の階からかなり大きなドタバタ音。こんな時間に何事??」朝ドラに似合いそう。♫楽しくなる余地ばかりだ 今から♪って考え方、イイ👍