テーマ:人とのつながり・人間関係(63)
カテゴリ:ヒトコトモノ
『伊達直人』の名前をニュースで耳にすると、
パブロフの犬並みに”年末感”がグッと高まる。 全国に善意の輪が広がり、あちこちの“自称伊達”さんが 子供達の幸せを願い、未来ある人達を支えようとするのは 素晴らしい。そんなニュースに私も心が温まるから、贈り物を 貰う子供達だけでなく、周りの人人も“救われてる”に違いない。 と、とてもイイ話なのだが、ココにも“問題”はあるらしく。 聞いた話では、例えば養護施設に届いた『ランドセル』。 もちろん目の前にピカピカの色とりどりのランドセルが リボン付きメッセージ付きでサプライズで届くと、子供達は 絶対に喜んでくれるはず。けれど、受け取る大人側にしたら、 “複雑”な想いもあるのでは、と疑問を投げかける有識者も。 実は各施設には子供達の新入学の際に”自治体から購入費が支給“ されており、ランドセルは“足りている”というのだ。 だから一部には、『一過性の善意』で終わらせず、彼等が 18歳になり施設を出た後の暮らしや、施設内での見えない問題等に もっと関心を持ち、支えてほしいと呼び掛ける人がいる。 私もその主張を聞いて初めて、なるほどと思った。確かに、こちらが “良かれと思って”行ったことでも、相手には“素直に喜べない”事情が あるのは、『タイガーマスク運動』に限らず、この世に沢山ある。 日本政府が先頃、「小中学生全員にパソコンを用意。 1台5万円前後かそれ以下の価格を想定」との発表をした。 ここ最近の教育ネタでは、“大学入試に英語の民間試験を導入”しよう だのナンだのと、学生の立場を全く考慮しない身勝手な『改革』を 思いつきがちなお偉いさん。本当に日本の教育を考え学生の学力 向上を目指すのなら、“教育現場”や“学生”の声を掬わねば。 そのプロセスをすっ飛ばして、自分達の想像と都合だけで GOサインを出そうとするから、結局うまくいかない。 これだって、「パソコン与えりゃ世間も黙るだろう」と、子供だけ でなく国民すべてをバカにしているとしか思えない。日本国民を 低く見すぎ。能力も思い遣りもないお偉いさん達のそういう 薄っぺらいひとつひとつの言動が、この世を悪くしてるんだ。 とりあえず、10年前にアメリカの某中学校で”ノートパソコンを 生徒全員に無償で撒いた”ことが、どんな悲惨な結末になったか 調べて教訓にするとこから遣り直そうよ? ****** 20代前半に出逢った親友から、Xmasプレゼントが届いた。 年に一度は会う仲だったが、仕事が入ったり体調を崩したり 親の介護したり(彼女の)娘の受験だ入学だをクリアしたり・・・ ナンダカンダで気づけば2年会えてえない。 私の方の闘病や介護がやっと落ち着いたと思ったら、今度は彼女が 体の不調と闘うことになり。しばらく治療や休養が必要なので、 “再会”は来年以降にオアズケになってしまった。 そんな時に彼女から、“今の想い”が綴られた手紙と贈り物が届いた。 私の“喜びそうなモノ”を細々詰め合わせ、精一杯の愛に包まれて。 だから私も、早速彼女へのプレゼントを選んでみた。Xmas一色な 店の中、彼女の喜ぶ顔を思い浮かべ、あれでもないこれでもない。 どのくらいそこに居たのか分からないけど、何度も店内をぐるぐる 回っていたような。 プレゼントは貰うのもモチロン嬉しい。でもそれ以上に“選ぶ”時間は、 私にとって“至福の時“である。子供の頃から自分が“される”より相手に“する”のが楽しみで。相手を想い、その人の”一番の笑顔”を見る。 それが私には何よりも“喜び”だった。それは大人になった今も変わらず。 こうして大切な人のために、喜ぶ顔の見える贈り物を選ぶ。 その“ワクワク”を思い出させてくれた彼女に感謝しつつ。 私の選んだプレゼントが、彼女の不安や痛みを少しでも和らげる 助けになればいいなと願ってる。 ****** こんな風に“親友”と胸張って言える間柄でも、四半世紀越える 関係が続いてやっと、“互いの想いや好み”が事前に分かるように なってきた。 “全くの他人同士”の考えが、深く知りもしないでピッタリ! なんか、ありえない。だからこそ、“コミュニケーション”や “入念なリサーチ”は重要。 じゃなければ、ただの“愛の押し売り”(自己満足)でしかない。 ★ ★ ★ ★ ★ 今日のやや長めのひとこと。 「Matt化・・・ねぇ。自己実現は立派だけど、彼(彼女?)は、 どの層で人気なの?どこ目指して、何になりたいの? 桑田じゃダメなの?? てか何屋さん?」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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