テーマ:心のままに独り言(9219)
カテゴリ:ヒトコトモノ
※段落乱れていますが、直せないのであしからず※
長年活字に関わる仕事をしているので、自分も原稿を書くけど それ以上に人の書いた原稿を読む(手直し含む)ことが多い。 だから、自分の話す時や書く時と同じくらい人が話したり 書いたりする時の“癖”がついつい気になってしまう。 今日興味深い記事を読んだのだが。 先日の記者会見時、我が国のTOPが気になる口癖を連発して いたというもの。なんと彼は《約30分の会見中、39回も語尾に 『思います』『思っています』をつけた》らしい。 これについて岡本純子氏(コミュニケーション・ストラテジスト)は、「自身のなさや責任逃れの印象を与え、人々の絶望感や不安を 増殖」と指摘している。(President Online1/9付参照) 私が原稿を書く時や人の原稿に手を加える時、『思う』や 『考える』をできるだけ用いず表現にするようにしている。 これらの言葉は確かに便利だが、岡本氏の言うように、自分の 言葉に自信や責任がないイメージを与えてしまう。 あのTOPには本人の考えが無さそう見えるのは、国民に 向けてのメッセージに心が籠っておらず、さらに曖昧な言葉で 発信されるせいだ。 少し前。ラジオを聴いていて、番組ゲストの男性がパーソナリ ティの質問に、最初から最後まで『そうですね』で返していた のも、ものすごくモヤモヤした。ビジネス敬語と勘違いしてる 人も多いが、『思う』と同じで連発すると相手に誤解を与えて しまう危険性が高い。ついでに言えば、面接官の質問に 『色んな』『様々な』『何でも』等でぼかし明確に答えないのも、印象が悪くなるので避けるべき。 日本は海外から『曖昧文化』と揶揄されがち。それがすべて マイナスではないにしても、重大な局面で言葉を濁して しまうのは、賢明とは言えない。 例えば、日常生活においても、感謝や愛情表現をきちんと 言葉にせずに毎回曖昧に済ませてしまったら・・・ 相手に自分の想いが正しく伝わるだろうか? 寡黙な旦那さん達が、奥さんに対し愛情表現も感謝の言葉もなく 「目を見れば判るだろ」と気取っていたのも今や昔。『伝えたい 言葉』には自分の想いをのせなければ、誰にも届かない。 人の話(民意)に耳を傾けもせず、目は泳ぎ気もそぞろ・・・ 己の言葉に責任を持てないあの人を反面教師にして、 私もこれまで以上に、自分の言葉に誠実でありたい。 ★ ★ ★ ★ ★ 今日のひとこと。 「999人・・・ホントはもう倍くらい居るでしょ。 絶対に罹らないぞ!」 今年成人する人になんとなく聴いてほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.01.10 23:33:35
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