2012/07/01(日)14:29
四代目、猿之助その3「四の切り」楽日の模様
お待ちかねの「四の切」
三代目猿之助から右近さん、そして、カメちゃんと何度となく観てきた、
義経千本桜の川連法眼の館の場」通称「四の切」
階段の出、欄干渡し、早変わり、宙乗りとケレン味満載で見応え十分な演目です。
近いところでは、2010年の夏、亀治郎の会で感激いたしましたが、
あれから2年、さらに磨きをかけた忠信と狐。
コトに、狐言葉、か~んと高い狐声に間にクッスンとリアリティーな狐所作が入り、
狐に磨きがかかっておりました。
さらに、身軽な上にキレがよい動作には、圧巻です。
声もよく通り、台詞もしっかりとしているので、
はっきりとわかりやすく安心して堪能することができます。
まぁまぁ、とにかくすごい、すごい。板の上のファイターであります。
靜は、片岡秀太郎さん。
が、どうもねっちっこい靜で、関西なまりの靜でした。
上手い下手とかの問題ではなくて、
平たくいうなれば、小林幸子が好きかどうかのような感じ。
いっそ、笑也さんくらいがぴったとくるように思うし、垢抜けた靜なのに・・・
一二〇%な忠信でした。
もう、「四の切」=猿之助、もう他の誰をも観たくない感じです。
*海老蔵さん、止めといた方が良いと思います。本当に・・・
昼の部では、狐の宙乗りで幕ですが、
三階席からは、ピンクのハートの吹雪がどう~~~~と吹き出し、
ハラハラと舞い落ちる吹雪、もちろん記念に拾って持ち帰りましたわ。
そして、楽日とあって、
カーテンコールには、舞台袖から新猿之助さんが現れ、楽日の期待に応えてくださいました。
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