|
カテゴリ:経済
環境問題が大きく取り上げられる時代になったが、基準を作っているのはヨーロッパが中心になっている。
過去ヨーロッパが世界経済を動かしていたが、アメリカに主導権が移って日本やアジア地域も力を持つことによってヨーロッパの地位が下がってきた。 自動車業界で言えば、ヨーロッパ車はディーゼルがメインだったものが排気ガスの不正問題でディーゼル車が否定されてしまい大きな変革を求められることになる。ヨーロッパは中国同様、日本のハイブリット技術に追いつくことができなく主導権を握れないことから電気自動車に舵を切ることになった。 しかし、電気自動車でのメリットはバッテリーをつくっているところが大きいことからヨーロッパにお金が落ちない。そこで今度は、LCA規制を持ち出して製造する時のエネルギーがCO2をどれだけ出しているかも含めて環境にやさしい世界をうたっている。 ヨーロッパは、フランスの原発や北欧のクリーンエネルギーの電力を当てにしているのだろう。 日本の電力は、原発も停止しアメリカのような広大な土地に太陽光発電もできないしヨーロッパのような遠浅の海に風力発電をできない日本にとってはつらいところだ。風力発電では、ヨーロッパ企業が日本に売り込んできているが。このままLCA基準が強まったら日本の製造業は大きなダメージを受けるだろう。 世界的に受けの良いCO2削減に日本も乗るのなら、小型原発を真剣に考える必要がある。 ヨーロッパは、かつての栄光をとり戻すために多国で基準作りに力を入れている。 アジアが基準作りの主導権を握るのはまだ先だろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.05.01 00:30:05
コメント(0) | コメントを書く
[経済] カテゴリの最新記事
|