『庭の千草』
1庭の千草も むしのねも かれて さびしく なりにけりああ しらぎく 嗚呼 白菊 ひとり おくれて さきにけり2露にたわむや 菊の花 しもに おごるや きくの花ああ あはれあはれ ああ 白菊 人のみさをも かくてこそ下のブログに見事な解説を見つけました。そこから歌詞の部分を原文のまま抜粋して、歌詞に隠されている本当の意味をご紹介します。詳しい解説はそのブログをご覧ください。うたことば歳時記「庭の千草」の秘密2013-12-16 14:05:36 | 唱歌秋も往き、冬の寒さが次第にいやまさる頃、かつて庭に共に咲いていた草花は、みな枯れ果ててしまいました。しかし愛する伴侶に先立たれてしまった白菊の花は、まだ独り咲き残っています。かつては美しかったその容貌も、長い年月を経て見る影もなく衰えてしまいました。共に咲いた日々を思い起こしては、涙にむせんでうなだれます。友の励ましや労りも嬉しくないわけではありませんが、溢れる涙を堰くことはできません。しかし厳しい冬の夜の艱難には、毅然として立ち向かい、最後の力を振り絞って凛として咲く。そうして己を大切にしてくれた伴侶の愛に応えるのです。その姿は何と健気なことでしょうか。