南阿蘇白川でのフライフィッシング(その2)
さて、そうと決まれば、それはそれでまた準備がいる。みなさんはご存じかどうか分からないが、川で魚釣りをするのには「遊漁券」というものを購入する必要がある。漁協というと海の漁師を想像しがちだが、川の魚も漁協によって管理保護されているのだ。さっそくネットで調べて白川漁協に電話してみると、遊漁券を販売している釣具店や森林組合を教えてくれた。遊漁券の値段は「日券」が200円、「年間券」が2,000円との事であった。それから更にネットで記事を検索していると、「白川での釣りは8月31日まで」とか←普通ヤマメは3月解禁で9月いっぱいまでは釣れる所が多い。それ以降の産卵期には釣ってはいけない。「白川のヤマメは漁協ではなく、釣りの勇士によって放流されているので感謝して釣りましょう(遊漁券はいらない?)」という記事もあった。なんだか情報を得るうちに混乱してきたが、とりあえず釣り場から一番近い阿蘇森林組合で遊漁券を購入する事にした。さて、いよいよ当日。夜の泊まり仕事が朝7時に開けて、いざ出発!耳納連山を後にして、日田から中津江村(ビバ!カメルーン!)、杖立から小国、大観峰で休憩し、いよいよ阿蘇へ到着。時間はもう10時を回っている。一日は短い。 大観峰からの眺望 ↓ナビの通りに阿蘇森林組合南部支所に到着。ここでは白川漁協で聞いた「日券」というのは無い。と聞かされた。別の用事で来ていたらしい男性が「何釣るの?」と聞いてきた。「ヤマメです」。「フライね?」。「ええ」。「いーねぇ」。「こないだすぐそこで27cmがあがったよ。うなぎの仕掛けにかかっとった」。と、写メを見せてくれた。キレイな体高のあるヤマメで、がぜんテンションが上がってきた。結局年券を購入すると、釣り期間はH23年1月1日からH23年12月31日まで。と書いてあった。「え~。一年中釣ってもいいんですか?」。「8月31日までじゃあないんですか?」。「あー?。また来たらよかよ」。と、、、時間がもったいないので、すぐさま車に乗り込んで入渓できそうなポイントを探しに出た。(後でもう一度「年間魚券」を見てみると、魚種の欄には「うなぎ・ふな・こい」などが書いてあるが、ヤマメの記載は無かった。。。これは、後で電話で確認しといた方がよさそうだぞ。。。)何度も通ったはずだが、改めて見る白川はい~感じだった。適度な川幅で、瀬や深みのバランスが良く、砂止めの段差も所々にあって、その上には浅いプールもある。河岸には葦が繁っているが、高い位置でキャスティングすればあまり邪魔にはならない様子。農道と思われる川に沿った道を見つけて、ひとまず入渓ポイントの第一候補に。。そしてあわてて準備したため忘れてしまったクーラーバッグを買いに、高森方面に向かった。友達と何度も買い出しに来たスーパーの近くに、ナフコを発見。小さなクーラーを購入。それから氷を買って、おにぎりをかっこんで、第1入渓ポイントの上流の川相を見て回った。しかし、なかなか初めての川のポイントを見つけるのには手間取る。あっという間に時間は経ち、もう11時だ。結局、第1候補地点に戻り、釣り始める事にした。さあ、いよいよ5年ぶりのフライの開始だっ!