ソムリエ Kimiの今晩飲んだおいしいワイン

2008/08/26(火)18:44

ロゼがよく知られている、歴史ある老舗カヴァ・メーカーのカヴァ、ロジャー・グラート・カヴァ・ブリュット・ゴールド2004

デイリースパークリング(13)

今日のワインは、ロジャー・グラート・カヴァ・ブリュット・ゴールド2004です。 このワインをつくる、ロジャー・グラートは、バルセロナの近く、ペネデスの地に、1860年から続く歴史あるカヴァの生産者です。 ロジャー・グラート家がぶどうづくりを始めたのは18世紀初期、 当時のぶどうづくりは、大きな農家ならどこでも手がけており、ぶどうの収穫祭は、小麦の収穫祭や豚の屠殺行事と並んで社会的な行事で、村中がその喜びを盛大に祝ったのだそうです。 この、ロジャー・グラートは、ナルシス・カナルス・リボット氏が、1860年に醸造所をつくり、醸造をはじめたのが始まり、彼は、フランスのシャンパーニュで作られる不思議な魅力を持つ飲み物に注目、 栓をぬくと同時にきらめき起こる細やかなゴールドの泡、グラスの中で繰り広がる美しい光景、そして口に含んだ時の快い刺激と味わいに魅了されたのだそうです。 そして1882年、単なる発泡ワインとしてではなく、伝統を誇り、最も磨き抜かれたシャンパーニュで行われているシャンパン製造法に厳格に従い、最初は個人用としてシャンパンづくりを試みたのだそうです。 ロジャー・グラートではペネデスの特徴的な品種であるチャッレロ種のぶどうが多く生産、長い熟成タイプのカバに使用されているそうです。 どれも年毎の最高品質のワインを原料とし、特別なカバであるグラン・キュヴェは、特に厳選された最高のワインからつくり、カバが年月をかけて熟成に成功するにはその元となるワインの品質如何によるとのこと。 2年~4年眠らせる特別なカバは、「熟成カバ」と呼び、ぶどうの品種の割合では、若いカバはマカベオの占める割合が多く、熟成カバは、チャレロが主流、D.Oカバに許されている範囲の地元以外の種類としてのシャルドネは、特定のものにだけ、香りと味の引き立て役として使用される場合があり、ラ・ガルナッチャとエル・モナストレルは、ロゼのカヴァに使用するのだそうです。 今日のカヴァは18ヶ月のビン内熟成を経て仕上げられているとのこと。 淡いイエローで、きめの細かい泡立ち、さわやかな酸味、花のような華やかな香りがします。 味わいは柔らかい泡とともにグレープフルーツを思わせる酸味、白桃やメロン、マンゴーのようなやさしい甘いフルーツを感じます。 バランスよく、フルーティな中に、ふくよかさ、ボディも感じます。繊細ながら味わいのあるスパークリングです。 【コスパ評価】★あと半分★ 荒さはなく、コストパフォーマンスはいいと思います。 【思入れ度評価】☆ きりっとした酸味が好きなのでしっかりボディもいいですが酸味重視、ちょっと物足りない!? キッシュ、メロンと生ハム、ピッツアなど。 本日、火曜日の河内屋のオススメ!人気の金のロジャーグラートロジャーグラート カヴァ ブリュット ゴールド 750ml0825祭2

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