2010/04/24(土)17:30
徹底した品質重視主義で、家族経営を貫くつくり手のシャンパーニュ、アヤラ・ブリュット NV
今日のワインは、シャンパーニュ、アヤラ・ブリュットNVです。
何度かシャンパーニュの生産地、ランス、エペルネに車でいったことがあります。たまたまエペルネに良く途中に通ったアイ村、きれいだったし、なんとなく思い入れがあります。
このつくり手アヤラもアイ村。ちなみにゴッセも同じくアイ村ゴッセは深みのあるスタイルが好きです。というわけでアイ村のアヤラも好み?かなり親しみを持ち、購入して飲んでみました。
このシャンパン・メゾン、アヤラは、スペイン貴族の家柄でありながら、シャンパーニュでシャンパンつくりを学んでいたエドモンド・デ・アヤラ氏が、1860年にマルイユ子爵の娘と結婚、アイのシャトー、シャトー・ダイと、アイ、マルイユ・シュール・アイのぶどう畑を所有することとなり、メゾン・アヤラは設立されました。
アヤラでは、アイ村を中心にほとんどが100%グラン・クリュの約30ヘクタールの自社畑を所有しています。ここでの収穫のぶどうは生産に必要な2割程度を賄うもので、それ以外に使用するぶどうもすべてグラン・クリュか1級のもののみ購入、ピノ・ノワール50%、シャルドネ25%、ピノ・ムニエ25%の割合、年間の全生産量は約90万本と小規模ですが、アヤラの手堅いシャンパーニュづくりは業界でも高く評価され、第二次大戦以前より、英国王室とスペイン王室御用達を務めているそうですます。
また、アヤラは18の名門シャンパーニュのブランドが集まった、グランド・マルク組合の1882年設立時のメンバーであり、更に、ボルドーのメドック地区第3級CH.ラ・ラギューヌをも所有、現オーナーのジャン・ミッシェル・デュセリエ氏の徹底した品質重視主義の下、家族経営を貫き、2005年からは、ヨーロッパにおいて広くワインビジネスを展開するSJBの一員となり、まさに「オート・クチュール」のシャンパーニュ造りを実現しているとのことです。
今日のシャンパーニュの使用のぶどう品種:ピノ・ノワール 67%、シャルドネ 26%、ピノ・ムニエ 7%
淡めのイエローでトロピカルフルーツを思わせる香り、トロピカルフルーツの香がきめ細かい泡とともにふわりと立ち上がります。
パイナップルや、アプリコットの果実味、ハニー香、バタースカッチなどの香、ふくよかさを感じます。
程よい酸味、深い果実味、余韻も長くボディを感じ、深く複雑、味わいのあるシャンパーニュです。
【コスパ評価】★あと半分★ 値段と味のバランスがとれてます。まあお値段相応と言えばそれまでですが。
【思入れ度評価】☆☆ をかけてネットで探しまわってでも、見つけて味わいたいワインです。
ベーコンとマッシュルームのキッシュ、ポルチーニ、ジロールなどのパイ
【アヤラ】ブリュット・マジュール[NV](泡)375ml ハーフボトル