きみちゃんの「名言集」と「写真展」

Good morning.
How are you, everyone?
Today too "My Love Day's".
Please read "the morning drama diary of a long piece"!

【マイ・ラブ・デイズ】
「奇跡の生還…５」

スバル軽自動車

　徐々に元気を取り戻した弟は、家に中での歩行訓練したり、椅子に座って日向（ひなた）ぼっこをして、雑誌を見るようにまでなったのである。日産プリンス（株）で社員健康診断で腎不全を発見されてから、既に２年が経過してしまった。
　弟（純也）が外での歩行訓練が始まった。たった１０分位の歩行がだんだん３０分へとなった頃、本人も家族も皆が明るい未来へと、希望が湧いてきたのであった。
　お祝いとして、母は弟に、自動車を買ってあげる約束をしたのであった。真剣に弟は、規則正しい生活を守りながら、自動車教習場に通（かよ）い始めたのであった。
　母（富子）のお風呂や番台仕事、私（長男）のジャノメミシン工業（株）と父（留治）板金仕事の３人の収入は、弟の病気の復帰改善には十分である。それを見越しての激励は、弟だけではなく、家族全員の希望と勇気を与えるものに変化して行ったのである。
　一ヶ月に１回の定期検診と毎日の飲み薬を守り、食事療法を守っての効果は、弟にとっての一生の運命となったが、家族全員に勇気と希望に拍車を掛けたのである。
　普通自動車の免許を取得出来た弟に、当時のスバルの中古ではあるが、軽自動車を購入した。
　家族全員の喜びをいっぱい詰まった車に乗り、父の実家である岩手県の大門村まで、弟（純也）の運転で、国道４号線を走って行くことになったのであった。昭和３９年の残暑ある９月１日の早朝であった。
　車に取り付けてあるラジオだけが、車内の娯楽であった。ラジオから坂本九の「明日があるさ」「上を向いて歩こう」の歌が流れていた。
　　

～～～～～朝ドラ日記連載中～～～～～