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きみちゃんの「名言集」と「写真展」

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2014.07.18
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おはようございます。
皆様お元気ですか。
きみちゃんの「マイ・ラブ・デイズ」
長編朝ドラ日記の愛読されれば幸せです。


Good morning.
How are you, everyone?
Today too "My Love Day's".
Please read "the morning drama diary of a long piece"!


 


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【マイ・ラブ・デイズ】
「手作り同情結婚…3」
病食事
病食事


 次の日の朝に電話があった。智子の父の栗原駒之助からであった。
 「おはようございます。この度の娘の件で、お伝え致します。」
 「おはようございます。長男の一雄です。なんでしょうか。」
 「直接の返事は控えさせていただきます。その代わり、娘の智子を二三日のお手伝させてから、本人から言わせたいと思います。宜しいでしょうか。」
 「はい。承知致しました。」
 「それでは、明日からではなく、今週の土日から智子を行かせますので、宜しくお願いいたします。」
 「こちらこそ宜しくお願いいたします。早々のご返事有難うございます。」
 「これで失礼いたします。」
 「はい。有難うございました。」

 昭和45年の頃は、高度成長期で、世界第二番目の超大国と言われた時代であった。仕事が無いなどとは無縁の事であった。それほど日本人は皆、勤勉に働いていたのである。

 土曜日の十時過ぎ頃、栗原智子が玄関ドアーをノックした。
 「こんにちは、栗原智子です。お手伝いに参りました。」
 「どーぞ、どーぞ。」玄関を開けて迎えたのは、弟の阿部純也であった。
 「失礼いたします。お母様のご様子はいかがですか。」
 「はい。こちらへどーぞ」純也は母(富子)の所へ案内した。
 「先日は、ご迷惑ではなかったでしょうか。お体のご様子はいかがですか。」病床の母の枕元で、智子は挨拶をした。
 「そこまで気を使ってくれて、ありがとう。殆ど回復の著効に向かっているみたいで、今は、少しづつ立って歩行訓練をしようと思っています。」母は答えた。
 「早速ですが、お昼のお食事を作っても宜しいでしょうか。」と智子が言った。
 「有難うございます。あまり気を使わないでね。」母は遠慮気味に語った。
 「はい、こちらに来る前に、お母様の病気の食事の本を読んできましたので。」と言って智子は立ち上がり、「お勝手はどちらでしょうか。」と弟(純也)に言った。
 「はい、ことらです。」と弟がお勝手を案内した。そして、兄や親父(おやじ)の部屋に戻った。
 兄(一雄)は弟に…。
 「どうだった、様子は~。」
 「どうことってないよ。ま~ま~いいんじゃないの。」と弟が言う。
 「それ、どう言う意味なんだよ。」と言って肩で小突いた。
 「ま~ま~静かに見守ってあげなさい。そのうち、結果が分かるから。」と父(留治)が兄弟の会話を止めた。
 
 智子の手早い調理で、母の病気専用料理が完成した。
 「お母様のご飯ができました。これでどうでしょうか。」とお盆に乗せて、母の枕元に置いたのである。ご飯がお粥状態の柔らか目で、茶碗に半分位に盛り付けてあった。小さいサイコロ切りの豆腐の味噌汁は塩分控えめで、これもお椀7分目であった。そして、添え物には、小松菜の煮物に無塩醤油をサラッと懸けた物であった。
 「有難う、本当に有難う…」と言って母は、布団の上で座りながら、食事に箸を入れたのである。
 「すみませ~ん。ご家族のお食事は、こちらのお勝手のテーブルに用意しておきました。どうぞ食べてください。そして、私はこれで失礼させて頂きます。」と智子は言いながら、前掛けを外したのであった。
 「え~もう帰るんですか。ゆっくりしていけば良いのに。」兄(一雄)が近寄って語った。
 「はい、私の製図の仕事の締切で、急いでおりますので。」と智子が即答した。
 「仕方ありませんね。今日はどうも有難うございました。」
 「はい、それでは、失礼いたします。」
 「気を付けてください。有難うございます。」と言って一雄は玄関先まで見送った。

 お昼の天空の青空に、真っ赤な太陽が照りつけて、眩しく輝き、平和を祈るがごとく見守っている様でもあった。 


~~~~~朝ドラ日記連載中~~~~~


ブルー・点滅ライン







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最終更新日  2014.07.18 05:48:54
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