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きみちゃんの「名言集」と「写真展」

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2014.08.26
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おはようございます。
皆様お元気ですか。
きみちゃんの「マイ・ラブ・デイズ」
長編朝ドラ日記の愛読されれば幸せです。


Good morning.
How are you, everyone?
Today too "My Love Day's".
Please read "the morning drama diary of a long piece"!


 


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【マイ・ラブ・デイズ】
「生活環境の往来(2)」
手術室前
手術室前


 昭和48年と言えば、日本は世界的な石油危機とモノ不足に見回れた時期であった。しの象徴として、国内の大きな事件として、滋賀銀行女子行員9億円詐取事件などが発生したのである。
 この年の4月に母(智子)は、立川共済病院で、子宮がんの摘出手術をすることになったのである。
 手術室前の待合室には、家族全員と嫁さん二人、そして、母の兄妹である小原章おじさんが代表で来ていた。
 「小原家の家族の中で、一番気の強い人といえば、富子だ。だから、この手術にも決して負けないで乗り切れると思う。」と小原章おじさん。
 「そうでしたか。我が家でも、今までずーっと家族を先頭に立って、引っ張って来た妻だった気がします。人一倍、いや、人十倍の機転と思いやりの持ち主なんだ。」と父(留治)。
 「そうでしょうね。きっと、手術を成功に導く強い方だと思います。」と長男の一雄。
 「兄貴、万が一の事も考えているんですか。心配と不安が必ず有るものですよ。」と弟の純也。
 「だから、私たちには強い味方の信心あり、信仰をしているんでしょ!」と純也の妻(雅子)。
 「そうですね。お母様の手術の大成功を、手術の終えるまで、皆でご祈念いたしましょう!」と一雄の妻(智子)。
 待合室での五人の会話に、少し気持ちの高ぶる感じである。その高ぶりを抑(おさ)えるかのように、それぞれ、温(ぬる)めのお茶を飲み干したのであった。
 そうこうしているうちに、右手方向から、台車に乗った、白い帽子と白衣の母が、台車の前後の看護師が押しながら、ゆっくりと手術室の前に来た。
 家族全員と小原章おじさんは、手術室直前の台車に近づいて行った。
 「お母さん!頑張ってね!」と一雄と純也の兄弟。
 「お母様!心に太陽の祈りを送ります。」と弟の雅子婦人。
 「ずーっと、題目を送りますから、ご安心してください。」と一雄の妻(智子)。
 「お前は、大丈夫だ!確りしろよ!」と章おじさん。
 母(富子)は、無表情な目つきであったが、皆の見守る顔を見ながら、頷(うなず)いていた。
 「じゃ~ね。」と小さな声で、母は言った。
 看護師の押す母の台車は、手術室自動ドアーが静かに開き、台車は中に入り、ドアーが静かに閉まっていった。
 手術室前で見送った家族全員は、再(ふたた)び、家族待合室に戻った。そして、手術が終えるまで、それぞれが心の中で、手術の大成功を祈り続けたのであった。

~~~「我が人生にありがとう!」連載小説~~~


ブルー・点滅ライン







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最終更新日  2014.08.26 08:00:23
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