きみちゃんの「名言集」と「写真展」
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Good morning. How are you, everyone? Today too "My Love Day's". Please read "the morning drama diary of a long piece"!
智子の父(桑原駒之助)の緊急入院は、左足首の捻挫であった。高枝の剪定作業時に、梯子の上部から、足を踏み外した出来事であった。高齢者事業団に入会した間もない惨事でもあった。 智子は、その日の夜の9時過ぎに帰宅したのであった。 「ただいま!」疲れきった顔の智子。玄関ドアーを開け、靴を脱いで入った。 「お帰りなさい。」と奥の部屋から一雄の声。 「御免なさい。遅くなって…。」と智子。部屋に入り、着替えをした。 「どうだった。智子のおとうさん?」と一雄。寝タバコをしていた。 「タバコ気を付けてよ!おとうさんは、ただの捻挫ですって。良かったわ、一週間の入院で後は、通院一ヶ月位のよですって。こちらのお父様も注意しないとね。」と智子。着替えを終えて、お茶をつぎ始めた。 「そりゃ~良かった。大した事でなくて、ご苦労さんでした。俺のオヤジは最近だけど、夜のバイトを始めたんだけど、少し気になたんだ。」と一雄。言い憎い口調であった。 「バイトと言うと、なんなのかしら?」と智子。お茶のコップを置いた。 「それがさ~、立川シルバーの紹介で、学校夜間警備の事らしいんだ。簡単な見回りチェック報告だけだとさ。」と一雄。タバコをモミ消した。 「本当に、高齢者の警備仕事で危ないじゃない。心配だわ。」と智子。パジャマに着替え始めた。 「その点、大丈夫みたい。絶対に不審者に近寄らず、逃げて身を守るのが原則らしい。但し、確りと報告・連絡・相談のホウレンソウを守れだってさ…。」と一雄。寝床に入った。 「それだけで済めば良いんだけれど、どこの学校なの」と智子。隣の寝床に入った。 「聞く所によると、東大和の第六小学校だとさ。朝帰りだけど、夜の仮眠時間も決まっているみたい。年寄りには丁度良い仕事のようだし、本人も気に入っているみたいだから、そっと見守ってやろうよ。」と一雄。眠気声になっていった。 「なら、いいんだけど~。おやすみなさい~。」と智子。布団をかぶった。 「じゃ~、おやすみ…。」と一雄。小声返事で寝入った。 同居している親夫婦と若夫婦の四人は、それぞれの目的や使命感に気付き出し、始動していったのである。 ~~~「我が人生にありがとう!」連載小説~~~