きみちゃんの「名言集」と「写真展」
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Good morning. How are you, everyone? Today too "My Love Day's". Please read "the morning drama diary of a long piece"!
一雄は働き盛りの35才であった。智子も一歳下の34才で、共稼ぎをしていた。 親元離れての生活は 、二度目であるが、今の状態で青春謳歌をしなければ、二度と無いとの思いで、朝日新聞広告の広島観光ツアーに応募したのである。 昭和53年の秋、10月23・24・25の二泊三日の旅であった。これが、二人にとって、新婚旅行の代用なのである。全て国鉄利用の寝台列車と山陽鉄道の利用旅であった。朝日新聞本社の宣伝旅行部の企画で行われた最初の事業でもあった。 東京駅中央改札口集合、PM7時であった。応募人数が30名であったが、キャンセルが出て、25名となっていた。 朝日旅行案内乗務員の女性一人が担当していた。清水京子(仮名)と言う人であった。旅行案内人としても、初めての様で、笑顔が少なく、言葉も雑のようで、必要以外、何も語らない人であった。 「皆さん、お集まりください。これから列車のチケットを配ります。」と清水案内人。 若いカップルが3組である。そのうちの1組が一雄達である。残りの7組が年配達であった。計10組の旅行となった。 寝台列車は、PN7:30発のブルートレインであった。各組の人達は初対面であるので、列車の乗ってからの挨拶を交わしたのであった。 各組全員が食堂車両に集まり、顔合わせと旅行計画の詳細を、案内添乗員の清水京子が語った後、全員は、夕食と、お茶会をしたのであった。 ~~~「我が人生にありがとう!」連載小説~~~