こんばんは。
今日も一日のお勤めご苦労様でした。
明日のために、十分に英気を養ってください。
Good evening.
It was the work hardship externals today
during a day.
Please restore one's spirits enough
for tomorrow.
【〈幸齢社会〉言葉の力で人を癒やす1/3】
◎かかりつけ医と地域医療
<けん三のことば館クリニック院長:下田憲さん>
信頼する「かかりつけ医」を持ちたい――これは誰しもの願いでしょう。北海道の過疎地にある「けん三のことば館クリニック」には、関西や九州からも患者が訪れます。西洋・東洋医学に加えて「言葉の力」で人を癒やす、院長の下田憲さんに聞きました。
★人間的な出会い
当院がある南富良野町は、北海道のほぼ中央に位置し、中心部の幾寅駅は俳優・高倉健さん主演の映画「鉄道員」のロケ地として有名です。
人口約2600人、面積は東京23区と同じくらいの町。「地域医療」といっても、半径1キロ程度を自転車で往診できるような大都市の医療機関とは、だいぶ異なります。
夏はラベンダー園、冬はスキー場などが観光客でにぎわいますが、昔からある農業は高齢化と過疎化で離農する方が増加。こうした農村社会を守るのも役割の一つです。
現在、町内には四つの診療所と3人の医師がいます。これでも道内では恵まれた地域といえるでしょう。
1996年に「無医地区」となった診療所に赴任。それまでは隣の市の病院で、全国に先駆けて訪問診療にも力を注いでいました。当時のある出来事が教訓となっています。
それは、長年通院し、2日前にも外来で診たおじいさんの自宅を訪ねた時のこと――「懐かしいのう、先生」と。戸惑った私に「病院の先生が家を訪ねてくれたのは初めてだ」と喜んでくれたのです。心が触れ合った瞬間でした。
病院でも診察での触れ合いを大切にしていたつもりですが、結局は「医者と患者としての接触であり、相手の土俵に入っていなかった」と実感。
以来、手作りの小さな医療でも、地域の隅々まで目も心も行き届いたものを追求し、「人間的な出会いの場」であることを心掛けています。
~~~~~明日へつづく~~~~~
【今日は何の日】
★知恵の日
★あられ・せんべいの日(毎年立冬・全国米菓工業会1985)、
★ウェルカムウィンターデー
▲源頼朝入洛(1190)
▲室町幕府興る(1336)
▲江戸幕府、大老職設置(1638)
▲東京国立博物館開館(1931)
▲帝国議事堂(国会議事堂)落成式。18年の歳月と総事業費2579万円(当時、映画館入場料が30銭)(1936)
▲F・ルーズベルト大統領4期目に(1944)
▲コスタリカが常備軍保持を禁止する憲法公布(1949)
▲現金自動支払機がどの銀行のカードでも使用可能に(1975)
▲奈良県明日香村で玄武の絵発見(1983)
◎立冬: 二十四節気の一つ。太陽黄経が225度のときで、初めて冬の気配が現われてくる日。
◎鍋の日: 食品メーカー・ヤマキが制定。この日が立冬になることが多いことから。「いい(11)な(7)べ」の語呂合わせ。
◎紀州山の日(和歌山県): 和歌山県が1994年に制定。紀州の山村ではかつて旧暦11月7日に山の神に感謝する祭が行われていたことから。山林に対する理解を深め、人と山が共生する山村作りを啓発するための活動が行われる。
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