2018/01/14(日)06:13
「褒める・褒められるは両者の真剣課題」&「今日の誕生花」
おはようございます。
皆様お元気ですか。
今日も明るくスタートしましょう!
Good morning.
How are you, everyone?
Let's start brightly today also!
【褒める・褒められるは両者の真剣課題】
東京富士美術館で好評開催中の「東山魁夷展」(3月4日まで)。初期から晩年にわたる東山芸術の傑作約80点が公開されている。
幼少の頃、内気な性格だった東山氏は、部屋で絵本を見たり、絵を描いたりしていた。そんな氏を外の世界に連れ出したのが幼稚園の先生。“黒板にチョークで描いた花やチョウ、犬などを褒められた時は本当にうれしかった”と氏は述懐する(佐々木徹著『東山魁夷ものがたり』ビジョン企画出版社)。
中学校でも先生に油絵を褒められ、次第に画家を志すようになる。父親の猛反対に遭い、先生に泣いて打ち明けると、「親孝行は親が生きている間だけのことではない」と。さらに先生は熱心に父親を説得してくれた。
周囲の“あの時の一言”がなければ、国民的画家は生まれなかったかもしれない。励ましは、時に人生を左右する。とりわけ若い頃に認められ、信頼された記憶は心に深く刻まれ、その人を力強く支えていく。
「褒める」とは相手の長所を発見し、正しく評価する行為。ピントの外れた褒め言葉は「お世辞」と見透かされる。褒める側の「目」も試されているのである。きょうは本年最初の「未来部の日」。生命を磨きつつ、大いなる使命を持った宝の友に、精いっぱいの励ましを送りたい。
~~~聖教新聞「名字の言」より~~~
【今日の誕生花】
誕生花:シクラメン (Cyclamen) 花言葉:内気