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テーマ:ひとり言・・?(18174)
カテゴリ:その他
実家の母と月に1回、実家近くの美容皮膚科へ。
アンデュースキンケアクリニック。 値段が安いのでかなりお勧めと思っている。 「ライムライト」というコースで、レーザーを顔にあてて、しみとくすみをとるのだ。 「肝斑」、また、湿疹の治療も同時進行。 実家に行く前、やっぱり、ミミちゃんはオイルヒーターに燃やされるため、超接近していた。 ![]() 本当に ![]() ![]() この変な?!姿に何度、癒されたことやら ![]() さて、しみ、くすみはかなり ![]() もう少し、通いたい感じ ![]() ************************************* 母は、しみ、くすみとり、老人性のほくろとり、しわとりと、色々挑戦している。 クリニックでも、資料を見ながら「これ何かしら?今度、受けてみようかしら」と 興味津々。 化粧品も、最近は、友人のすすめでニュースキンを購入、使用中。 父が化粧品会社だったために、昔は、会社の配給品ばかりつかっていた母。 また、私たち、子供の学費の為に、そんな贅沢ができなかったけど、74歳にして、自分の為に、お金を使えるようになったよう。 「1万円で、綺麗になれるなら、それに越したことがないわよね。」 自分に言い聞かせるように話す母。 そんな、母のちょっと丸くなった背中に「ごめんね」と言った。 50代の時に、こういう生活ができていれば、彼女の人生は違う方向に開けていたに 違いない。 ************************************ 実家に到着して、父に「今日は」と言った。 母には「ただいま」なのだが、父には「今日は」がそぐうのだ。 「どうしたの?」という父に、「ご飯食べに来た。」と言った。 しみとりの皮膚科に行くためというと、化粧品会社勤めだった父は、 肌がどうのこうのとうるさい。母も私も決してそのことは言わない。 「誰と?」というので、「お母さんと」と答える。 耳が遠くなっている78歳の父は「え?お父さんと?」と嬉しそうに確認する。 実家で、一緒に母の手作りの夕食を食べるとでも感違いしたのだろうか。 「お母さんと」と、大きな声で伝える。 「そうか、そうか、そうだよね。」とちょっと残念そうに笑顔で言う。 父は、何を期待していたのだろうか。 その後、帰るまで父から話しかけられることもなく、同じ場所にいることもなく 自宅マンションに戻ってきた。 父は、母から言われているのだ。 「あんまり、まきちゃんに話しかけないで。まきちゃんだって、たまに、実家に帰ってきだんだから、ゆっくりしたいんだから。」と。 父は父なりに気を使っているのだ。 ************************************ リーマンショックで、金融関係の正社員の職を失った姉は、派遣で金融関係の職場に復帰している。 残業がないので、18:00過ぎに宮前平の駅に到着。 車で母と迎えに行き、そのままレストランへ。 姉は、仕事や父の愚痴をさんざん、一人でしゃべっている。 でも、彼女の話は鋭く、指摘する点は、あながち間違っていないのでとりつくしまがない。 指摘した後、手厳しく、中々、大目にみてあげよう、という気持ちが少ないのだ。 たま、そういうこともないこともないが、極々稀だ。 感情的で情緒豊かな、愛情深い母は、姉の話を聞くのは、あまり好きでない。 的を得ていて、鋭すぎるからだ。 正直、ほとんど聞いていない。 が、聞いていないのはかわいそうと思うらしく、時々、姉の話に参加する。 そんな、適当に調子を合わせている母の状態は、姉には丸見え。 かなりきつい口調で「お母さん、●●だっていったじゃない、何聞いてるの?」と詰問する。 完璧主義的な姉は口先だけの行いや調子のいい行動を嫌う。 母は、自分の気持ちをないがしろにされ突っかかられたと思い、何も喋らなくなる。 私は、ひたすら、姉の話を聞く。 環境は悪いけど、美味しい料理は美味しいもの。 自分の最低限のメリットだけは、確保。 食事を終えて、家に戻ると、姉が手編みのマフラーをくれた。 昨年から、5本目のマフラー。 以前から、帽子がほしいとリクエストしているのだが、編んでくれるのは マフラー。 とても可愛い毛糸なので、嬉しいのだが、そんなに何本もマフラーをもらっても 全部、使い切れない。 誰かに何かをして喜んでもらいたい、それが、姉のアイデンティティになっている。 が、あくまでも「自分の都合の範囲」。 自分の都合を超えた範囲で他人に何かをすることが、アイデンティティと感じる母や 私(考えようによっては、相手に負担になるのだが) とは異なる。 でも、彼女の行動に大げさに喜んでみる。 ************************************ 小さい頃から、可愛がってくれた叔母がいる。 母のすぐ上の姉で、新丸子に住んでいる。 息子が3人。長男は、叔母さんと一緒に住んでいる。独身。 次男は自分で音楽系の事業をやっている。奥さんに浮気され、×1、独身。 三男は、何がどう間違ってしまったのか、可愛い従兄弟だったのに、音信不通。 そんな、叔母が狭心症にかかり、何箇所か病院で診察。 不安が要因で、医師と喧嘩してしまったり、精神的にかなり不安定。 頼れるのは、私の母しかおらず、色々と相談相手になっている。 母から、先日、「おばちゃん、井田病院に行ったんだけど、 あそこ、良くないらしいから、コンピューターでちょっと調べて」と 言われていた。 井田病院は、悪くはないのだろうけど、カテーテル手術は2008年から。 経験が浅い。 鶴見の循環器専門の病院と昭和大学横浜北部病院がいいらしい。 出力して、もって行く。 夜、おばちゃんの長男がちょっとした用事で、実家に来た。 すぐに帰るようだったので、私がプリントアウトした資料を母が 長男に渡した。 「お袋、おばさんに話し聞いてもらって、少しはよくなったよ。」と 言っていた。 頼るところが、自分と同じく年老いた妹しかない、叔母は、不安で 4キロもやせたという。 ************************************ 学生時代のサークルの先輩のお母様が、1月になくなった。 年末に具合が悪いと聞いており、年明けにメールした。 その返事が「すみません、月曜日に亡くなりました。」だった。 お花を送った。 1ヶ月後の先週末、また、お花を贈った。 手紙が来た。 彼のお父さんはかなり前に亡くなり、年の離れた兄弟は、別に住んでいる。 とても広大な土地の大きなお屋敷に、うつ病になり、肺がんも併発したお母様 と二人きりだった。 弁護士の仕事をしながら、看病していた。 奥さんとは数年前に離婚している。 完璧すぎる母親を奥さんに重ねてしまったことが、彼からした原因らしい。 ************************************ 家族がいることの負担、そしていることで孤立し、痛感する孤独。 失って知る本当の孤独。 家族って、どういう単位なのだろうか。 膝に乗って気持ちよさそうにねているチロタンに聞いてみる。 「ねぇ、チロ」 返ってきたのは、ぐるぐるという気持ちよさそうに喉を鳴らす声だった。 そして、それを私は期待していたのだ。
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