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いつもの古本屋。 あぁ、この音。 多分あれだ。 ボーカルがのったら、この声。 ほら、やっぱり。 そして私は、昔の男を思い出している。 というか、それしか思い出すことがない。 この音にまつわる思い出は、それしかない。 なんてグループだったか、一生懸命考えてるのに そっちはちっとも思い出せない。ど忘れ。 昔の男。 とか言ってみて。 なーんて私に似合わない響き。ぷっ。 もう少し、歳をとったら、また使ってみよう。 昔の男、は元気にしているかな。 結婚したかなぁ。 出会った時の彼の年齢まで、あとちょっとになっちゃったよ。 で、私も同じように結婚したがってるよ。 なんか可笑しいなぁ。 あれって、沖縄で始まって、沖縄で終わった恋でした。 なんつって、美化してもいいかい? その一つ前の恋に、沖縄で区切りをつけて、 その足で彼のところに向かったんだったな。 それから一年後には、 またパレット久茂地の屋上で泣いてたんだけど。 飽きもせず、同じことを繰り返しているだけのような 気もしなくもない。 さすが恋の島。違うか。 昔も今も流れ続けているのは、そんな恋の島の唄。 これは、私が選んでる音でもあるからだね。 彼らと聴いた歌は、いつの間にか、むかしの音になってる。 あんなに好きだったのに、不思議だよな。 スマートに恋って出来ないもんなんだろうか。 思い出してたら、そんなことしか考えられないくらい、 イタイこともやってたもんだ。 大人になるって、甘かったり酸っぱかったり苦かったり、 味わいカラフルだ。 あ、この曲。 あの時、車の中で聴いたヤツ。 そろそろ帰ろうと思ったのに、ついつい聴いてしまうじゃないか。 それにしても、なんてグループ名だったか・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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