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雨だ。
近頃、雨が降るとなんだかホッとする。 以前は憂鬱だったのに。 体調なんかとも関係あるんだろうか。 ついでにカミナリの音とか聞きたし。 あまり生産性のあがらない日々なのだけれど、 ひそぼそと本を読んだりしてました。 ふと気になって、 石牟礼道子さんの『苦海浄土 ― わが水俣病』を手に取って読んでいてね。 文字で書かれた、登場する人々のしゃべる言葉が、 自分の言葉や、よく聞き知った言葉と殆ど変わらなくて、 意識せずとも抑揚をもって迫られる。 スラスラサラサラっとは読み終えられなかった。 ヒーリング、という世界に、いつのまにか近付いていた時、 「ヒーラー」にならざる得なかった人と、 「ヒーラー」になりたい人たちとがいるらしいってことを感じた。 石牟礼道子さんという人も、 書かざる得なかったのだろうな、と思った。 不知火 ―しらぬい きれいな言葉。 綺麗な、海だったのだろうな。 廃水が垂れ流され3メートルにも及んだという堆積物。 海の異物。 今はすっかり埋め立てられ、美しい海が見えるのだとか・・・。 この本を読もうと思ったのは、 田口ランディの文章に登場していたのがきっかけ。 (『根をもつこと、翼をもつこと』) 調子が悪い時、よく彼女の本を読んでる。 その時々、手に取る本も、 その時々、必要があって手に取っていたりするもんだ。 読める時に読んでおかないと。 ひそぼそと読書しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月06日 09時43分58秒
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