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うろこ様になりかけの、雲のタピストリーを照らして 満ちる 満ちる この身体に、月が満ちる 一昨日の夜は雲が晴れて、月の光りを見ていた 冷えた無花果を半分にわって 崩れ落ちるやわらかな果肉に口をつける どろりと溶けて咽に落ちてゆく淡い味 なのに焼けるような甘さ 新月周辺に合わせてリズムを刻んでいた生理が止まってしまった いつのまにか、もう満月も過ぎたのか・・・ 自分が思っているより、強いストレスを感じているんだろうか? 所用で母親に電話をしたので、リンパ腺が腫れて痛いんだぁ、と話した。 風邪ひいたりしとらんね?あんたの体が戦いよるとよ。 免疫力がちょっと落ちとるたい、疲れとるとやないね? そーんな言葉をかけたら、あっさり泣けてしまった。 あぁ、私はなんて弱っちい人間なんだろうか。 すぐに疲れたなんて言って すぐに甘ったれて 食事、休息、からだ 生活をコントロールできない? ばかちんめ 誰かを悲しませたのなら、私は悲しんだりしてはいけないし 誰かをつらいめにあわせたのなら、私はつらいなんて言ってはいけないのだ。 感情は何層にも重なってて、すべてそこに在るもの なのにどちらか一方に引きずられ 引き裂かれ あぁ、神さま もっと、強くなりたい 弱音なんて吐かないでいいように 泣いたりしなくていいように 甘ったれた欲望を抱かないように りみちゃんの声は今日も私の胸をすく。私の歌姫。 愛(かな)よ愛よ 泣きたい夜はこの胸で泣けばいい これくらいで泣くなよ、と言わずにはいられない いつのまにかいっぱいになっていたグラスに 水をそそぎ続けるように そうしてあふれた分が涙になる 愛(かな)よ愛よ いとしい人よ この胸で眠りなさい 胸の上部、胸線のあるところに手を当てて、あたためてごらん 免疫力があがるように 両の手を当てて目を閉じる あたたかい ほんとうだね、お母さん ぽかぽかしてきて、気持ちがいいね 知らぬ間に、眠りにつく 満月は わたしの水をぐいぐい引っ張って かきまぜていったようだ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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