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September 19, 2008
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己の一生は杜甫の詩一編にも及ばない


本当に島左近がこう言ったかどうかは分からない。


正確には確かめようがない。


しかし、この一節にふれたとき、私の心臓は鷲掴みにされてしまった。


それまで、杜甫よりはやはり李白の方が好きだった。


酒と戯れ、自然と戯れ……


雪が降れば、雪明かりに目を覚まし、竹が雪の重さで折れはしまいかと心配する……


そういった李白の方が、私には心地よかった。


たぶん、どちらかというと李白はなでしこ好みの詩を残したのではないかと思う。


それにくらべ、杜甫の詩は暗く重い。


しかし、杜甫の詩は歴史でもある。


それを詩史というのだそうだ。


それくらい、荒れ果てた唐の時代を明確に書き記しているのだ。


島左近のさきの一節にふれた後は、むさぼるように杜甫を読んだ。


漢詩は美しい様式美に乗っ取っている。


目だけではなく、耳でも楽しめるのだ。


私は声を出して、杜甫を朗じた。


耳学問は身になる。身にしみる。


それは、漢文を学び始めて間もない高校生が、春眠暁を覚えずという句から始まる春暁を暗記したがるようなものだ。


何度もなんども杜甫を読んでいるうち、せめて杜甫の詩一編に及ぶような人生を送りたいと切に思うようになった。

   


コレ↓はおすすめです。いろんな時代(やはり唐代が中心ではありますが)の有名な詩人に関すること、また教科書に出てくるような有名な詩もたくさん載っています。それに読みやすいのでオススメです。



私の人生はまだ詩にすらなっていない……





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最終更新日  September 22, 2008 02:51:04 AM
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