[きもの文化検定]の記事一覧 | 着物でお出掛け会　～千駄木きもの倶楽部　　　　とにかく着物でランチ・お散歩・街歩き

きもの文化検定　問題集

きもの文化検定の受験申込のシーズンがやってきました。合格した今でも、ソワソワするのよ～2006年から始まり、今年は第14回。以前は、秋（主に、10月・11月）のみでしたが、今では、春期（5、4級）、秋期（5～1級）を受験することができます。きもの文化検定　受験申込散歩ネコの日課として、普通の日は、家族を送り出し、朝のルーチン（朝の家事、ワンコ散歩など）の後、きもの文化検定の、過去問の復習、約１時間。第１回・2006年から、昨年2018年までの12年間の、5級から1級までの全過去問を何度も繰り返すので、これがかなりの量。毎朝とはいえ、一周するのに、何日、というか、何ヶ月掛かっているかな。一年経てば、また一年分の過去問が増えるし。1級合格しているのに、3級クラスの問題だと、うっかりミスや、思い込みポカなどあり、いつも満点が取れるとは限らない。情けない、というか、着物って、深いな、と思います。5・4級〜1級対応　きもの文化検定問題集 2019年版 [ きもの文化検定委員会 ]今年受験する方のための問題集、2019年版。2018年・2017年の過去問と、練習問題を掲載。受験する方、必須です！ネットでも、リアル店舗でも、普通に買うと、新品の本は、いつも定価（当たり前）。しかし！昨年（1年前）より以前の過去の問題集なら、きもの文化検定の公式サイトから注文すると、なんと、半額以下！きもの文化検定　問題集の購入ページ合格した今では、趣味の勉強になっているので最新版は必要ないため、いつも夏になると、昨年の問題集をここから購入しています。事務局から取り寄せた、2018年版の問題集。ネット、リアル書店の新品だと、1620円（税込）。事務局からだと、540円（税込、送料込）。今年受験なさる方も、今年の2019年版は、ネットでもリアル店舗でも、定価で購入するとしても、昨年以前の問題集は、こちらがお得です。送料も、事務局負担。ありがたいわ～。会のメンバーからご質問を受けた時、知らないでは恥ずかしい、かといって、間違いをお伝えするわけにはいかない、というキッカケから始めた受験勉強でしたが、知るほどに着物を好きになり、好きになるほどに、もっと勉強したくなる、着物愛（着物沼、とも言う）にドップリです。今年の受験生の皆さま、10月27日（日）の試験日に向かって暑い夏を乗り越えて下さいませ。この試験、受かっても、多分、いいことありません。実生活に、何の役にも立ちません。給料も、増えません（一部の呉服屋さん以外）。でも、身に付いた知識は、一生の宝よ。頑張った時間は、消えません。ファイト～

2017年7月　きもの文化検定　工房見学会@福岡　2日目

2017年7月14日（金）　夏の工房見学会、２日目です。博多　快晴　３４℃／２６℃因みに、東京　快晴　３２℃／２６℃東京より、暑かったのね・・・見学会１日目の昨日　は、博多祇園祭り集団山笠見せというお祭りを見学いたしました。世界遺産に登録されている、素晴らしいお祭りです。今日は、博多駅から貸切りバスで約１時間半、重要無形文化財の久留米絣の技術保持者代表であった松枝玉記氏の工房へ。現在は、そのご子息である哲也氏ご夫妻が受け継いでいます。松枝家（そこがそのまま工房）に到着し、ビデオ講義の後、手織りの実演。こちらは、哲也氏の夫人、小夜子さん。とても丁寧なご説明。手織りの体験。二重アゴは、気にしないで下さい(-_-)ついて下さるのは、修行中の女性。今、一ヶ月目とのこと。もっと先輩の女性も、複数いらっしゃいました。後継者不足が問題となっているこの業界ですが、修行したいとお若い方が入ってくるなんて、とても心強い。次に、染め体験。一人一枚、白いハンカチを受け取り、糸で括ります。括り方は、自由。どんな柄になるかな～。このハンカチを・・・藍甕の中へ、投入！いつもは、甕は１個だそうですが、私たちのために、もう１個、運び入れて下さったとのこと。ありがたいです。時々引き上げ、揉み揉み・・・こうすると、中にもしっかり藍が浸み込みます。そろそろいいかな、と、自分で判断して・・・水洗い。甕に長くつけていると、濃い藍色になり、短い時間なら、薄い藍色になります。50名が順番を待っているので、あまり長くつけていられません。できました！朝顔のような円形はよくあるので、タテ縞になるように、工夫してみました。まあまあ予想通りで、嬉しい♪お互いに完成品を見せ合い、自分では思いもつかないデザインがあったり、あれこれ言い合うのが、また楽しい( ◠‿◠ ) 昨年は、予定外に時間が掛かり、帰りに予約していた飛行機や新幹線に乗れなかった、という事態になってしまったそうで、今年は時間に余裕を持って、早めに出発。約50名という大人数でお邪魔し、大変なご迷惑をお掛けしたと思います。貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。ここからバスで移動し、また１時間半ほどで、博多駅へ。博多駅で解散なのですが、その時になって、記念写真を撮ってない！　ということに気が付き、怒涛の撮影大会。朝香沙都子さんと昨日からおしゃべりしていたのに、今頃撮影だなんて、もっといい場所がいくらでもあったのにね～、と言い合い、でも、それも旅の思い出。カメラを向けると、パッと可愛いポーズが取れる、さすがです。散歩ネコのデカさは気にしないで下さい。キクチさんと。こちらのお方は・・・2016年2月　1級合格祝賀会で、黒八丈をお召しのお方!(^^)!祝賀会から数ヶ月後、銀座の松屋で、偶然にもお会いしたことがあります。「代表スピーチした方でしょう？」と、お声掛け頂き、驚きました。事務局から、代表スピーチの依頼があった時は、名誉なことだけれど、気が重かったのも確か。なのに、こうして覚えて下さり、お声掛けして下さる方も多く、とてもありがたい経験をさせて頂いたと思います。「また松屋で！」と、別れのご挨拶(^O^)／そして、島津さん＆吉田さん ♡散歩ネコの立ち姿、ダランと油断しきってます ((+_+))今回、充実した旅となったのは、お二人が声掛けして下さったお陰です。感謝で一杯。声掛けって、大事ね～。散歩ネコも、ドンドン声掛けしていきますよ。他にも、お写真沢山撮りましたが、お名前わからない方や、記念写真を撮らずにお別れしてしまった方も多く、ご縁のあったお方の全てを載せられないのが残念です。帰りの予約時間まで、もうちょっと博多市内を観光。はかた工芸伝統館これが、今回の散歩ネコの旅姿。着物と小物は同じで、帯だけ変えました。もう笑顔が虚ろ・・・街を歩くと、締め込み姿の男衆が沢山います。突然現れても、驚かなくなりました。博多祇園は、明日が本番ですが、今日も沢山のイベントがあります。「とっととよ！」場所取りでしょうか。なんだか、許せるな～。博多町家ふるさと館町家の建物を利用し、博多織の実演を見学することができます。この外人さん、織子さんを独占してしまい、実演が全く始まらない(-_-)やっと実演スタート。久留米絣の手織り機とは、全然違う大きさ。機織りといっても、本当に色々です。お土産用の、締め込みシール。どの締め込み（お尻）がいいかな～。締め込みグラス。どんな人が買うのかな～。皆さんへのお土産は、さて、なんでしょう(^_-)-☆博多の自販機。献上柄！博多って、郷土愛に溢れていて、いいなあ。とっても好きになりました。企画して下さった事務局、対応して下さった関係者の皆様のお陰です。そして、金クラスの皆さま、年間スケジュールを変更して下さり、本当にありがとうございました。地下鉄の空港線の駅は、それぞれにマークがあります。博多駅のマークは、勿論、博多帯。こういうの、嬉しい♡博多駅から地下鉄に乗り、福岡空港駅へ。帰りは、なぜか金属探知機は全く鳴らず、スムーズに機内へ。ちょっと拍子抜け。最寄り駅に着いたのは、夜11時半頃。ワンコ（とダンナ）が、駅まで迎えに来てくれました。嬉しくて、スーツケースの周りをグルグル回るワンコ。会いたかったよ。我が家には、現在、ワンコ３匹、ニャンコ１匹。15歳のワンコは、オムツなので、排泄の度に下半身を洗い、5歳のワンコは、繁殖屋でゲージから５年間出たことなく、外が怖いので、バッグに入れて、顔だけ出してお散歩。1歳のワンコは、小眼球で醜いと放棄されたけど、若くて元気一杯。お散歩量がすごい。会社勤務で帰りも遅いダンナが一人でできるか、心配だったけど、お世話を全部してくれて、ありがとう。今回の旅は、全てが感謝の旅、最初から最後まで、お礼の旅なのでした。皆さんへのお土産はね～、締め込みのね～、ふっふっふ～。

2017年7月　きもの文化検定　工房見学会@福岡　1日目

今日は、会のお出掛け記録ではなく、散歩ネコの個人的な勉強会の記録です。ご興味ない方、すっ飛ばして下さいませm(_ _)m**************************************きもの文化検定の１級に合格すると、年に２回（２月と７月）、日本各地の工房見学会のご案内を頂けます。２日間なので、遠方の方は、一泊となります。ご案内はありがたいんですが、日本って、意外と広いのよ～。過去には、八丈島、佐渡島、沖縄など、ありとあらゆる場所の染織の産地へ。遠い、全て自費（当たり前）、面倒（一番の理由）、日程がお出掛け会と重なる、などの理由で、今まで参加したことがありませんでした。今回も行く気は全くなく、「ふ～ん、今年は福岡か・・・」と、資料を読んでいたら、横からダンナが、「１級に受かってから、目に見えて勉強しなくなったよね。　あんなに頑張ってたのに、人って変わるもんだね。　そんなことじゃ、皆さんに軽蔑されるよ。」と、衝撃の一言。そうなの勉強しないと、軽蔑されるの確かに、合格してから、勉強から遠ざかっていたことは、自覚しておりました（よく見てるね・・・）。ちょっとゆっくりしよう、とは思いましたが、ゆっくりしすぎたか～。そこで、大いに反省し、心を入れ替えました。これからは、できる限り、勉強会に参加いたします。そこで、今年の夏の勉強会は、福岡です(^O^)／（・・・遠い・・・）朝の６時前に家を出て、日暮里駅へ。ここからスカイライナーに乗ります。スカイライナーができてから、初めて～。ちょっとウキウキ。やっと着いた成田空港の安全チェック、散歩ネコは金属探知機でビービー鳴りっ放し！髪の中のヘアピンや、足袋のコハゼは見せて説明できましたが、帯の中のコーリンベルトのクリップ、着物の襟のスナップ、補整具のフックなど、一体何が反応しているのやら、自分でも把握できないほどの金属を身に着けていることを痛感しました。女性の客には、女性の検査員がつくので、「着物ですからね～」と、苦笑い。帯は解かずに、解放して下さいました。海外だと、帯の中、着物の中まで、見せろと言われるでしょう。海外旅行の予定はないですが、飛行機の移動では、これから意識しようと思いました。着物を着て、カカシのように両手を広げて立ち尽くし、その脇を、他のお客たちが、興味深そうに（気の毒そうに？）振り返りながら通り過ぎていく数分間。出発前から、気分はダウン・・・出発ロビーの付けっ放しのテレビでは、ずーっと松居一代さん特集。朝から、嫌なもの見ちゃいました。気分は、更にダウン・・・呪いが掛かって、飛行機が落ちるんじゃないかって、恐怖に取り付かれる。やっと時間になり、搭乗！ピーチの尾翼が見えます。あれに乗るのよ～。格安飛行機って、初めて～！当初、東京から福岡の新幹線で調べたところ、片道だけで４万円以上。もう無理、と諦めましたが、ダンナが「飛行機は？」と言うので、まさか、もっと高いでしょ、と思っていたら、格安なら、航空券の往復と宿泊代のセットで、全てで29000円！それなら行ってみようか、という気持ちにもなったのでした。やっと空の旅人になった散歩ネコでしたが、ドアが閉じてから、自分が軽い閉所恐怖症だということを、思い出しました（飛行機は30年ぶり）。ちょっとパニックになりそうな自分をなんとかなだめて、無理やり居眠りしてごまかしました。金属探知機と、閉所恐怖症は、帰りもあるわけね。この段階で、本心はもう帰りたい・・・(-_-)移動中は、必死なので、写真は全くありません。東京　曇り　３３℃／２６℃　→　福岡　快晴　３３℃／２５℃へ気温はそれほど変わりませんが、福岡のほうがギラギラの快晴なので、その分、とても厳しい暑さ。福岡　待ち合わせの会場へ。散歩ネコは、一番最後の入室でした。時間前なのに、皆さん、お早い～。＊ご自身のブログで、お顔をオープンになさっている方は、　こちらでもオープンにさせて頂いております。２年前の祝賀会でお話したお方、懐かしいお顔、ブログでしかお会いできないお方・・・日本の各地から、飛行機で、新幹線で、船で、この日のために集まった皆さん。どの方も、ニコニコと笑顔。ああ、ここはそういう場所なんだな、と、やっと嬉しくなりました。今回の日程１日目は、博多祇園山笠集団山見せの見学、２日目は、久留米絣工房の見学今日は１日目なので、街中に出て、山笠を見ます。事前に講習をお聞きしましたが、身近に博多の出身者もいないので、ピンと来ない。理解できたのは、男性の衣装は、褌（ふんどし）ではなく、「締め込み」と呼ぶこと。これ、とっても重要だそうです。博多の街右手は、今回ご親切にして頂いた吉田さん＆島津さん。一人旅だった散歩ネコは、お陰様で充実した２日間となりました(#^.^#)あら、金沢のユキリコフ様のお姿も。街のあちこちに、ふんどし・・・じゃなくて、締め込み姿の男性がいます。見慣れてないので、ドキドキします。山笠の前で、ユキ様と♪２年前の祝賀会では、大変お世話になりました。こうして再会できて、やっぱり来てよかった。散歩ネコは、博多織の紗献上。博多で博多帯とはベタですが、やはり一度はやっておきたい。ユキリコフ様も博多帯。こちらは半幅。絵羽模様の、浴衣よ～(^_-)-☆　そんなものが、この世にあるのね。何を着てもお似合い～。なんだか、街が騒然としてきました。水がジャンジャン撒かれてます。何が来るの？きゃ～！　ふんどし・・・じゃなくて、締め込み姿の男の集団がっ！一番山笠　今年は、中州流（なかすながれ）別な角度から。画像頂戴しました。麻生太郎さんが乗っています。こちらから見て、手前。右側。ニュース画像。選挙区は違うけれど、同じ福岡のご縁からでしょうか。嬉しそうですね。こういう時、ＳＰはつかないのかな？　と疑問に思っていたら、画像がありました。締め込みの男衆たちに交じって、黒スーツ姿が！上空から。　黒スーツ姿が、あちこちにいます。ＳＰも大変。　水も掛かったでしょうね。※上記3点の画像、お借りしましたm(_ _)m全部で、七番まで。これが何番か、もう把握できない。段々慣れてきて、「福岡銀行」という看板を入れることを、やっと思いつく。地元感、出ているでしょうか。山笠が出終わった後は、県庁の方に案内されて、街を歩きます。こちらは、飾り用の山笠。巨大です。元々、天井が高めのアーケードですが、それでも突き抜けそうな高さ。こちらの男性が、博多祭りの生き字引と呼ばれている県庁の方（お役人）。ものすごく熱い説明。博多の男衆は、熱かばい！（ウソんこ博多弁）。この方のお背中、「県庁」の刺繍が！郷土愛がすごい。「福岡県」でもなく、「博多祇園祭り」でもなく、県庁って・・・街中が、お祭り一色。子供の法被は、可愛い♡県庁のお方は、ちょっと歩くだけで、沢山の人に声掛けられ、なかなか真っすぐ歩けない。このファミリーも、そのご縁でお写真の許可頂きました。このお店にいる方ほとんどが、抹茶かき氷をお召し上がり。あ～、食べたくなっちゃう～。スターウォーズの山笠。配給会社である「20世紀フォックス」の許可を得ているそうです。ご案内のままに、櫛田神社へ。博多祇園山笠は、平成28年11月30日、エチオピアにて、世界遺産に登録されました。その一報がもたらされたのは、日本時間12月1日の午前2時頃。博多の街は、お祭りムード一色に染まったそうです。櫛田神社では、ふんどし・・・じゃなくて、締め込み姿の男衆が勢揃い。なんとなく立っているだけじゃなくて、キビキビしているのがわかります。何が始まるの？きゃ～！　山笠のスタート地点でした！ものすごい熱気と勢い。皆さん、生き生きしています。この付近は、待機場所でもあるのか、ふんどし・・・じゃなくて、締め込み姿の男衆が沢山います。目のやり場に困ります・・・お疲れ様の宴会場も、準備万端。この頃になると、段々と、お尻の見方がわかるというか、どのお尻が好きか、言い合ったりします（いいのか？）。若いプリプリのお尻も良し、年季の入ったタルタルお尻も良し、自分のお尻は置いといて（語る資格なし）、無責任なことを勝手に言ってます(#^.^#)ここで、初めての自由行動。荷物を持ったままの人が多いので、各自のホテルでチェックイン、街の散策など、夜の部まで、自由に過ごします。実は散歩ネコ、どうしても抹茶かき氷が食べたくて、一人旅の気軽さで別行動、一人でシャリシャリ食べた後、遅れて会場入り・・・そして、夜の部へ。予約会場へ。参加者が約50名＋スタッフ、ゲストで、入り乱れております。奇跡の一枚。こういう時、お酒が好きでよかった・・・、としみじみ思います( ^ω^ )散歩ネコは、普通のグラスを持っていたのですが、「県庁」さんに、「ピッチャーばい！」と言われたら、そりゃあ持っちゃうばい！まるで、二人呑みのように見えますが、ごっちゃりと参加者に取り囲まれております。今回の一泊旅では、着物１枚、帯２本、小物は同じにしました。この時期、着物はきっと、涼しげな白系とブルー系、そして、久留米絣の勉強会なので、藍系が多いだろうな～と予想し、あまりバッティングしなさそうなグレーピンクにしてみました。50名前後いましたが、同じ色味の方は他におらず、ネコの額の小さな脳みそで考えた甲斐がありました (^-^)v旅の間、汚れることを恐れたくないので、思い切ってポリ。皆さま高価なお着物をお召しの中、なかなか勇気がいりますが (^-^;)宴会の後、一本絞めはよくありますが、博多ならではの締めを教えて頂き、キリッと締めます。男の着物姿、法被姿、よかば～い♡この後、希望者で、夜の櫛田神社へ。今日の山笠は、ただ見物客用にお披露目しただけで、今年の本番は、7月15日（土）。その日は、この「清道（せいどう）」の旗を目掛けて、タイムを競うのだそうです。そして、一位になったからといって、何もなく、ただ、「一位」ということだけが、誉なのだそうです。この清道の旗を囲み、桟敷席が準備されていました。とても高額だそうですが、毎年完売。博多の人たちが、このお祭りをどれだけ楽しみにしているか、ほんのちょっと感じることができました。それも、こうして特別にご案内して下さる方がいらっしゃるからです。個人では、これほど充実した旅はできません。企画して頂き、本当にありがたいことです。なぜ今まで参加しなかったのか、自分のバカバカ・・・ここから、それぞれの宿泊先へ。一日目の長い夜が、やっと終わったのでした。明日は二日目。久留米絣の工房見学です。やっと勉強会らしくなりますね。明日もどうぞお楽しみに！

きもの文化検定　1級合格　２日目　祝賀会

昨日は、工房見学。今日は、祝賀会。京都にいる間は、とても忙しい。会場となるホテルの美容院で、早朝予約をし、ヘアと着付けをして頂きました。これが後の、大後悔となるわけですな・・・控室で。先に呼ばれた１級合格者だけ、記念にパチリ。散歩ネコのお隣の方は、散歩ネコの母親くらいの御年齢。えぇ～っ、合格者と思ったら、そのお隣の方の、お母上とのこと。「ご自慢のお嬢様ですね」とお声掛けすると、「はい！　本当に。　こんな華やかなところに連れて来てくれて・・・」と、とってもお幸せそうでした。こちらも幸せになります(#^.^#)合格者の代表スピーチをさせて頂きました。事務局から、スピーチの依頼があった時は、ビックリ「今年のスピーチは、短くてよかった」と思って頂けたら、それでよし。１級は試験範囲がないことから、合格率は低めです。勉強するために行ったセミナー会場で、何年も続けている人がいる、また落ちてもしょうがない、そんな１級の呪縛が聞こえてきます。勉強する時期は、人それぞれ。受かる時期も、人それぞれ。でも、「落ちてもいい」とは、決して思わず、どうか力いっぱい、取り組んで欲しいです。合格者が出なかった年は、ありません。背負っているものは、一人一人違いますが、一年でも早く合格して、その報告を待っている人と、喜びを分かち合って欲しいです。私なんて・・・今年もダメ・・・どうせ無理・・・もうやためい・・・誰にでもあるそんな時は、大切な人に報告するあなたの姿を、想像してね。一人ではでなかった力が、きっと出ます。思っているより、持ち時間は、少ないですよ。誰しも。というお話をさせて頂きました。たかが趣味の試験に、大袈裟なのよ～この後、級ごとに、記念写真を撮りました。前列、左からコシノジュンコ先生、京都市長、事務局の方、市田ひろみ先生。散歩ネコは、中央の列の、中央。直前まで、スピーチしていました。スピーチの後、ホテルの方が、「散歩ネコさん（とは呼ばないですが）の周りに集まって下さい」と声掛けして下さり、このような位置取りになりました。このお写真が、一番好きです(^o^)丿周りは、こんな感じ。この後、やっとお食事。お食事よりも、同じテーブルの方とのおしゃべりに忙しい。NHKの朝ドラ「あさが来た」の呉服監修をなさっているお方。裏話など、楽しかった（＾－＾）この辺りから、かなり自由行動が許されてきます(^_^)vブログつながりの方々と、お会いすることができました！このような機会ならではですね！お会いした順に、掲載させて頂きます（許可を得ています）。かこ♪♪さん散歩ネコは、父一人の介護でも大変と思ってましたが、なんのなんの、彼女とお話しした後では、「私って大変なの～」とは、とても言えません・・・応援している人は、沢山いますよまたブログに遊びに行きますね。朝香沙都子さんきものブログ界の伝説、説明不要な朝香さん散歩ネコは、壇上の写真を一枚も持っていなかったのですが、朝香さんが沢山送って下さいました。ご親切にして頂き、ありがとうございましたm(_ _)mお蔭さまで、よい記念になりました。画像豊富・勉強熱心、決して人のことを悪く言わない（でも、厳しいことは言う）ブログは、とても参考になります。ユキリコフさんユキリコフさんって、ロシア人？いえいえ、加賀の伝説の着物ブロガー何度お会いしても、どんなに近づいても、お人形にしか見えない…昨日は、散歩ネコのワンコ帯の写真を撮って下さいました。帯はパグですが、うちの亡くなったシーズーに似ているので、帯にして、いつも一緒。お褒め頂き、とっても嬉しいところで、散歩ネコの着付けとヘア、当日も、どうもしっくりこなくて、後からこうして写真を見るにつけ、後悔で一杯いい感じの着付けの方にお聞きすると、「市田ひろみ美容室よ♪」と、一様におっしゃるのでした・・・沢山の方から、「ブログ見てますよ！」「散歩ネコさんでしょ？」とお声を掛けて頂き、驚きと共に、とても嬉しかったです。ありがとうございました。さてさて、祝賀会も終わったことですし、去年の合格者は、もう過去の人。次の主役は、今年の合格者です。ご自分の力を、精一杯発揮なさって下さいませ。打ち込めるものがあるというのは、幸せなことです。

きもの文化検定　1級合格　1日目　工房見学会

きもの文化検定に合格すると、工房見学会と、翌日の祝賀会に参加する権利が得られます。どの級でも、参加資格は同じです。最初の５級に合格した時から、ご案内は頂いていましたが、場所は京都だし、日程調整も難しく、時間もお金も掛かるので、今まで不参加でした。今回、最終合格だったので、記念と、けじめのために、初めて参加させて頂きました。色々あって、やっと京都に到着～。京都駅から、貸切バスに乗ります。バスの座席には、名前つき。自分の名前のところに座ります。ちょっとビックリ。一人参加が多いので、遠慮し合うのを防止するため？名前の他、合格した級も明記されています(^_^;)実際には、精錬工房 → 織り工房の順に回りましたが、製造過程に合わせて、織り工房 → 精錬工房の順に掲載いたします。バスを降りて、織り工房へ。のどかです。祝賀会は、ドレスコードが「きもの」なので、全員が着物ですが、前日の工房見学は、服装自由。「薬品が衣類に付着する恐れあり」と、事前に知らされているので、洋服の方が多いです。着物は、1～2割いたかどうか・・・散歩ネコは、荷物を減らしたかったので、着物のみ。「南久（なんきゅう）縮緬株式会社」社長自ら、ご案内して下さいました。カセになった生糸。セリシンがついたままなので、まだゴワゴワしています。生糸は、ブラジル、中国、インドなどから。日本産の繭は、現在約１％（少ないっ）。因みに、フランスのエルメス社は、プラジルの絹を使用。カセを、糸巻きに巻き付けます。グワングワンと、すごい音(>_<)手前の列は、空いている機械が多いことがわかります。糸巻きに巻き付けられた生糸は、タテ糸用、ヨコ糸用に揃えられます。ここも、すごい音(>_<)タテ糸をセットしたところ。反物に見えますが、タテ糸のみ。織機の調整。これで反物を作ります。数十台が整然と並んでいます。機織り、というと、鶴の恩返しのようなイメージで、女性の仕事、と思いがちです。実際には、オイルを差したり、不調があれば、機械の下にもぐって、工具で直したりと、男性的な力仕事の面が強いです。ものすごい騒音。ここでは、全く会話ができません(>_<)(>_<)(>_<)ここで作業する織り子さん（？）たちは、全員、耳栓をしていました。入口にある、新しい耳栓。ここに勤務する人には、半年に一回の聴力検査が義務付けられているそうです。縮緬は、着物地は勿論、帯地、長襦袢など、一番多く必要になります。手織りはせず、工房で一気に作ります。そうでなければ、量産できず、納期も間に合いません。鶴の恩返しのように、手織りなんてしていたら、お値段も、とてつもなく高価になってしまいます。縮緬を製作する現場は、工房というより、限りなく「工場（こうじょう）」なのでした。結城紬や、大島紬の機を織る織り子さんたちだけを、ついつい、「大変だ～、素晴らしい～」とか思いがちですが、こういうお仕事こそ、もっと陽が当たるべきと思います。ここから、移動。できた反物の、仕上げをする精練工場へ。「滋賀県絹人織物工業組合」「浜縮緬工業協同組合」右手が、見学する工房。左手は、一般の民家。住宅地の中にあるのが、不思議。先程の織り工房から、この箱に一杯の反物が届いていたそうです。今は、ガラガラ～(T_T)ここに届く反物は、生機（きばた）といって、セリシンがついたままなので、とても堅く、ゴワゴワしています。セリシンも、絹の一部ですが、外側の堅い部分なんです。反物が届いたとして（見学用に、準備して下さっていました！）、セリシンを取る作業の準備をします。アルカリ性液に漬けるための枠にセットします。昔は、この枠も、反物でビッチリだったそうです。精練中反物についたままの、セリシンを除去しています。危険なので近づかないようにと言われ、ちょっと遠くから見学。着物を作るって、キケンなんですよ！アルカリ性液の中で、反物を揺らして、セリシンを除去しているのがわかります。デジカメを、ものすごくアップにしています。それにしても、周りの作業桶は、ガラガラ・・・セリシンを除去した反物は、この箱に入れて、次の工程へ。この箱も、ガラガラ・・・とにかく、全てがガラガラ。本当に悲しい。床は、ものすごく濡れています。画像ではわかりにくいですが、あちこちに大きな水溜りがあります。低反発草履の改造に間に合って、本当によかった。普通の草履の方は、皆さん緊張なさって歩いていました。次の工程への、移動中。工房は、とても広いです。そして、「安全第一」。本当に工場（こうじょう）なのです。セリシンを除去したばかりの反物は、まだ濡れているので、ここで乾燥させます。熱をもったローラーに掛けます。いつもは、この機械も休業が多いそうですが、見学に訪れる私たちのために、仕事をためておいて下さったとのこと。反物の先に行くため、脇を通ります。うまく表現できないのですが、発電所とか、そんな雰囲気でした。とにかく、全ての機械の仕組みが大きく、音がすごい。着物で作業している人は、一人もおらず、全員が作業服。ローラーの熱で乾燥した反物は、この箱に落ちます。そして、幅出し。反物の両脇を、クリップでガッチリとめて、広げているところ。アルカリ性液に漬けたり、ローラー熱で乾燥させたり、反物をかなり苛めています。寸法がちっちゃくなっているので、規定通りの幅と長さに整えます。手前・左手から、奥・右手へ流れています。巻き終わり地点。規定通りの寸法になっているか、チェック。チェックは続くよ、どこまでも～。久しぶりに見た女性。反物を光に透かしたり、角度を変えて見たりして、汚れ、ツレ、痛みなどがないかチェック。ＯＫなら、ここでやっと判を押します。おお～！反物の端っこについている、あの判ですね！ここで、見学者が全員、感動していました。実は、彼女は、チェックの中でも、最終責任者。もっと手前で、他の女性達もチェックして、やっとここに到達しているのでした。沢山の工房を通って、沢山の工程を経て、沢山の人に関わって、やっと完成します。判もついて、やっと完成。最初の生機（セリシン付き）の反物と比べて、しっとり柔らかい、私たちがよく知る、いつもの縮緬（セリシンなし）の反物になりましたヽ(^o^)丿右の羽織袴の男性は、こちらの組合長。私たちのために、着物でお迎え下さいました。昔は、どんなにか忙しかったかと思いますが、今は、移動箱もスカスカで、機械もお休み状態。和服の未来が、本当に心配。そんな現状を、全て見せて下った関係者の皆様に、深く感謝いたします。この工房見学会では、どこに伺っても、ご親切にして頂き、無知ゆえに、失礼な質問もしてしまったかと思いますが、ご丁寧にお答え頂きました。着物を着る人を増やしたい、着物ができるまでの工程を知って欲しいという真剣なお気持ちが、ヒシヒシと伝わりました。何を見ても、「こんなに手が掛かっていては、着物が安いわけない・・・」と納得してしまうのでした。特に、現代は出荷数が少ないため、それでも機械を稼働させなければいけないとしたら、大変な経費が掛かってしまいます。そこが本当に、生産者と購入者（着用者）とのジレンマだと思います。・・・今日、嬉しい出会いがありました(#^.^#)散歩ネコが拝見している着物ブログはあまりありませんが、その数少ないブログの、ユキさんに、お会いできました！「その帯、可愛い！」と、お声掛け下さり、写真まで取って下さいました。散歩ネコの、今日の着物。 by ユキリコフさん ♪皆さん一目でわかる高級なコーディネイトの中で、散歩ネコのこの帯は、洋服地の綿を、ミシンで縫ったものなのですよ。2千円くらい？ますます呉服が売れなくなるじゃあありませんか。手作り名古屋帯のお話しかし、やる時はやります。明日の祝賀会では、久しぶりの訪問着です。ユキさんの可愛らしさは、明日のパーティーで（＾－＾）最後に伺った長浜盆梅展盆栽になった梅もよかったですが、建物もよかった。事務局の方には、色々とお手配して頂きました。個人では行けない場所は、大変勉強になりました。工房では、沢山の画像を撮ったので、デジカメ電池切れ。しかも、ホテルについてから、デジカメ用の充電器を忘れたことに気が付きました。携帯と兼用できるとばかり思ってましたの。旅慣れてないことが、丸わかりでございます。

きもの文化検定　2015年 1級合格

今年も、きもの文化検定を受験しました。試験日は、11月1日（日）　渋谷にて。先日、結果到着。1級、合格してました(T_T)1級　合格認定証1級は、受験票に、写真を添付するのが決まりです。合格した場合、合格証に使われます。散歩ネコの真面目な着物写真は、撮り忘れが多く、少ないので、探すのが大変でした。気に入ってないけど、しょうがない・・・これを一生使うのか～(+_+)受験者さんは、後悔のないお写真をご用意下さいね。勿論、着物でなくてもＯＫです。毎年、トラブル盛り沢山ですが、特に今年は様々、多種多様な揉め事がありました。時間も作りにくく、やっと取れた勉強時間なのに、心はさまよい、どうにもならないことばかり考えて、これじゃ、受けてもどうせ落ちる、受験料がもったいないと集中できない時間を過ごしました。でも、終わってみれば、今年の最高得点でした(T_T)今年の最高得点は、79点。今年の合格率は、7％。来年2月の、合格祝賀会にも参加予定です。土クラスと重なってしまったので、ご協力頂き、開催日を変更して頂きました。わがままを聞いて下さり、ありがとうございますm(_ _)m毎年一段ずつ上がることができたのは、本当にラッキーでした。会の下見と本番だけは、何よりも最優先しましたが、それでもご迷惑をお掛けしたことがあったと思います。特に、同居の家族には、大変な不便を強いました。家族の理解がなければ、合格することはできませんでした。メンバーと家族に、心から感謝しています。趣味の勉強は、楽しい。でも、受験勉強は、苦しい。これからは、趣味として、楽しく勉強して参ります。今年も出会う人、別れる人、それぞれでした。どちらの方にも、ありがとうございました。

きもの文化検定　2014年準1級合格

今年も行ってきました、きもの文化検定。今年の試験日は、2014年10月26日（日）。場所は、三軒茶屋の昭和女子大学。１級を受験してきました。７０点以上で合格。先日届いた結果は・・・準１級　合格認定証「準」１級ってナニ１級があまりにも難しく、合格率が2.5％になってしまったため、2011年から、60点以上70点未満の得点者を、準１級とすることになったそうです。因みに、同じ年の、新司法試験の合格率は、23.5％。試験の種類が違うので、簡単に総括できませんが、きもの文化検定の合格ライン（又は、試験問題）は、かなり無理があるのでは、と、感じてしまいます。あまり難しいと、翌年からの受験者が激減するので、ちょっとは期待を持たせて、試験離れを食い止めようとする趣旨、という噂。つまり、１級ではないのね・・・落ちたわけです。落ちたのよ～。落ちた落ちた・・・あ～落ちた。今回、色々ありました（毎年だけど）。自分も家族も会も、色々ありました。あれこれ乗り越えての受験でした。それなのに、この結果。これ以上、向上心を維持できない・・・合格者パーティーのご案内　参加費一万円。交通費、宿泊費、時間と準備を考えると、難しいなぁ。工房見学会今年は、「しょうざん」と「パールトーン」の工房見学。これは是非行きたいですが、パーティー参加者のみだから、残念(-_-)来年はどうしようかなあ。今年以上のことが、できるんだろうか。時間も労力も。今は白紙。あれは問題文が悪いとか、あれはきものの問題じゃないとか、思うことはありますが、それでも、合格者はいたんです。色々あるのは、みんな同じ。自分の勉強が足りなかっただけ。パーティーに参加して、合格者のお話を聞きに行こうかなあ。一年の最後に、情けない話題でごめんなさいm(_ _)mそういえば、今年は、このブログのアクセス数が、いつの間にか10万を越えた年でもありました。お出掛けの記録と記憶として、メンバーのために、ひっそりと始めたささやかなブログですが、お目を止めて頂きまして、感謝でいっぱいです(T_T)あら、今年もやっぱり、幸せでしたわ（*^_^*）メンバーの皆様、いつもご覧下さっている皆様、今年も一年、ありがとうございました。来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

きもの文化検定　2013年 2級合格

去年（2012年）は、「きもの文化検定」を初めて受験しました。どんな人も、５級から、順番に上がっていくしかありません。最初に限ってだけ、５・４・３級の、一気受験ができます（朝から夕方まで、一日掛りです～(@_@)）。とりあえず、３級に合格して、ほっとしました。今年（2013年）は、台風の日に、２級を受験しました。自己採点では、一応合格でしたが、やっぱり心配。先日届いた、２級の合格証。合格パーティーへのご案内。遠いし（京都）、高いし（参加費１万円）、散歩ネコは、行けません(>_<)同時に開催される工房見学のご案内。興味ありますが、遠いしなあ…(*_*)合格根付の案内。おしゃれとは言い難いような…好きになると、知りたくなる、知ると、もっと好きなる…なんでもそうだと思いますが、愛がすべてのはじまりではないでしょうか。着物ラブ ♡こんなちっちゃな会の、ちっちゃなブログにお目を留めて頂き、本当に感謝の気持ちで一杯です。今年出会ったすべての方に、御礼申し上げます。一回一回のお出掛けが、いつも一期一会です。ありがとうございました。来年もどうぞ宜しくお願いいたします。