2010/09/13(月)23:53
「みっちーさん」のつぶやき
夏休みに娘とプラネタリウムを見て天体観測したことから、宇宙に目を向けるようになった。
カワウソさんと小惑星探査機「はやぶさ」の帰還に至る書籍を読んでいたく感動し、大阪市立科学館で上映中の番組「HAYABUSA」も見に行ったりもした。
11日夜に、準天頂衛星「みちびき」が打ち上げられた。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)のサイトからあれこれ見ているうちに、お楽しみになってしまったのが、「みちびき」からのつぶやき。ココにリンクあり。
最初は擬人化した感覚が理解できなくて、そこまでのめりこむかなぁと疑問に感じていたのだけど、科学者、技術者たちが失敗から学びながらひとつひとつの課題に熱い気持ちで取り組む様子を本を通して知り、次第に違和感を感じなくなってしまった。
「のぞみ姉さん」「はやぶさ兄さん」「あかつきさん」「イカロスくん」それから「みっちーさん」、どうしてそういうキャラクターづけになったかわかる。
そして、無事打ち上げられた「みっちーさん」が日々つぶやいているのを読んで、あーよしよし順調だ、と安堵する。
俄か天文ファンの私がこういうふうに巻き込まれているのは、プロジェクトに関わっている人たちの熱意にこそ巻き込まれているんだろうなぁ。
市立科学館での番組「HAYABUSA」で、小惑星探査衛星のプロジェクトの意義について、星をつくる原子がまた私たちをつくる原子、宇宙を知るということは私たち自身を知るということ、という趣旨のナレーションが胸に残っている。
遠い彼方のことのようで、私たち自身が宇宙をかたどっているんだなぁと想像して、とても不思議で、わくわくする。