2006/09/19(火)16:41
お稽古中に失敗してね♪
ただ今、リニューアルオープン準備の為、
生徒さんは制限しておりまして、
週に1~2日しかお稽古していませんが、
お稽古って、私自身も気が引き締まります!
さて、生徒さんにも色々な方がいらっしゃいます。
最初からトントン拍子に進んでいく方、
最初から付いていくのがやっとという方。
色々いるのは当然です。
一人一人の様子をチェックしながら、最善の方法を毎回模索して
お稽古進めています。
そして、大体どの生徒さんにも共通して言えることは、
先生の話を聞いてはいるものの、理解するには
それなりの経験と失敗があってこそなのです。
だから、私は授業中にはどんどん失敗してね♪
と言っています。
お稽古中は比較的、気が張っていて、家で練習するよりも
上手に出来るようです。
でも、実際に着物着て出かけるのは、教室ではなくて
ご自宅だったりするのですから、
やっぱり教室で失敗して、家で上手く出来るように
していって欲しいのです。
今日も生徒さん、帯を結ぶ為に畳むのに
手先と垂れ先を間違えて、失敗してしまいました。
こういう事前準備(他にも使う小物類は揃えて置く等)は
実はコレが着付の手際よさを左右する、大事なことなのです!
他にも、お太鼓結んでいて、仮紐解いたら垂れが落ちた、とか、
色々失敗してくれる生徒さんがいますが、
その場で「こうだったから失敗しちゃったね」と理由を教えて
あげられるので、その生徒さんは二度と同じ間違えはしないはず。
私が習った先生の中には一人とても怖い先生がいまして、
私はビクビクしながら練習していたものです。
「今日は授業で上手にやるぞ!」と
意気込んで練習していったりしたものですが、
授業で上手くできることって、そんなに大事じゃない。
上手く出来なければ、何故出来ないのかを学ぶことが大事。
上手く出来たら次の課題を見つけることが大事。
その場で満足してしまったら、おしまいです。
お稽古って、技術を学ぶだけでなく、自己研鑽の場だと思っています。