きものあれこれ大和撫子  ★楽天バージョン★

2006/09/19(火)16:41

お稽古中に失敗してね♪

着物ネタ(293)

ただ今、リニューアルオープン準備の為、 生徒さんは制限しておりまして、 週に1~2日しかお稽古していませんが、 お稽古って、私自身も気が引き締まります! さて、生徒さんにも色々な方がいらっしゃいます。 最初からトントン拍子に進んでいく方、 最初から付いていくのがやっとという方。 色々いるのは当然です。 一人一人の様子をチェックしながら、最善の方法を毎回模索して お稽古進めています。 そして、大体どの生徒さんにも共通して言えることは、 先生の話を聞いてはいるものの、理解するには それなりの経験と失敗があってこそなのです。 だから、私は授業中にはどんどん失敗してね♪ と言っています。 お稽古中は比較的、気が張っていて、家で練習するよりも 上手に出来るようです。 でも、実際に着物着て出かけるのは、教室ではなくて ご自宅だったりするのですから、 やっぱり教室で失敗して、家で上手く出来るように していって欲しいのです。 今日も生徒さん、帯を結ぶ為に畳むのに 手先と垂れ先を間違えて、失敗してしまいました。 こういう事前準備(他にも使う小物類は揃えて置く等)は 実はコレが着付の手際よさを左右する、大事なことなのです! 他にも、お太鼓結んでいて、仮紐解いたら垂れが落ちた、とか、 色々失敗してくれる生徒さんがいますが、 その場で「こうだったから失敗しちゃったね」と理由を教えて あげられるので、その生徒さんは二度と同じ間違えはしないはず。 私が習った先生の中には一人とても怖い先生がいまして、 私はビクビクしながら練習していたものです。 「今日は授業で上手にやるぞ!」と 意気込んで練習していったりしたものですが、 授業で上手くできることって、そんなに大事じゃない。 上手く出来なければ、何故出来ないのかを学ぶことが大事。 上手く出来たら次の課題を見つけることが大事。 その場で満足してしまったら、おしまいです。 お稽古って、技術を学ぶだけでなく、自己研鑽の場だと思っています。

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