お月謝というもの
私の報酬の一部は、生徒さんからのお月謝です。お月謝、今は多くの習い事で、銀行からの自動引き落としだったり、最初にまとめて一括納入等となり、毎月、お月謝袋に入れて渡すという機会は少ないかも知れません。私の子どもの習い事は、全て自動引き落としです。私は手渡しで受け取っています。多くの和の習い事は、今でも手渡しでということになるかと思います。が、実はそのお月謝の正式な渡し方といいますか、最低限のマナーをご存知ないであろう方が多くいらっしゃいます。例えば、お月謝は、毎月(毎回など、色々でしょうが)きちんと袋に、お釣りがないように確認して入れる。ということです。その場でお財布だして「お釣り下さい」は、ホントはタブーです。なぜなら、月謝とは、文字の如く、「月々の感謝を表す」ものだからですね。気持ちを込めて丁寧に渡すのが、本来の礼儀です。またお札も、新札を用意するのが礼儀とされてきました。今は、新札を入手するのに、銀行で手数料取られてる時代になってしまいましたから、そこまではなかなか出来ないと思いますけどね。こういう基本的なマナーが忘れられてきている様に思います。せめて、和のお稽古に携わるモノとして、きちんとした作法をお伝えしていく義務があると思っています。(って、私もまだまだ作法に関しては至らぬ点が多いですが^^;私は着付でお客様からお代を頂くこともありますが、その際の受け渡しも、色々です。きちんとしている方も多く、私も見習いたいと思うこともあります。この受け渡しで、人間性が見えるんです。気持ちよく着付させて頂いたお客様の受け渡しは実に用意が良く、気持ち良く帰らせて頂くことができます。私もホントまだまだですが、配慮して配慮し過ぎることはないと感じますので、日々の生活で学んで行きたいと思います。話は前後しますが、月謝の話で、一度、子どもの習い事、母に月謝を持って行って貰うようにお願いしました。お金も立て替えてもらったんですが・・・母は用意した袋に入れてくれず、金額も適当で・・・まったくオハズカシイ。でも、そんな母から育った私、一体何処で月謝のマナーを覚えたのでしょう???不思議です(笑)マナー美人ブック