カテゴリ:本
日記の穴埋めにいそしむ私。
「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。 最近日本の小説をよく読んでいるなあ。 本来は海外ミステリ・ファンタジー・SFや児童文学が守備範囲なのだが。 「このミス」大賞始まって以来、最速・満票で決まったというだけあって、 処女作とは信じられないほどのおもしろさ。 医大の出世競争から自主的に手を引き、「田口外来」ならぬ「愚痴外来」と異名を取る、「不定愁訴外来」でのんびりと患者の話し相手をしてすごす田口。奥田英朗「空中ブランコ」の精神科医・伊良部を思わせるゴキブリのように強靱な神経の持ち主、白鳥。その他、キャラが立ちまくった登場人物たちが織りなす物語は、現役の医師が書いたと言うだけあって、「ER」さながらの臨場感と、リアリティーでぐいぐい読者を引っ張っていく。 謎解き自体はたいしたことないけれど、久しぶりに一気読みしたミステリでありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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