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2005年12月05日
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カテゴリ:恩田陸
光の帝国

光の帝国

本体価格 495円 (税込 519 円)

ネタバレ感想はもう読了されている方を
前提に書いています。
読んでいなかったらさっぱりわからないだろうし
これを読むと
恩田陸の作品から足が遠のく恐れがあるので
未読の方は読まないで下さいね!

大きな物語を予感させる短編集。
独立した散りばめた物語が一つの絵を作り出す。
過去にも未来にもその一族、常野の一族はいて
その特殊な能力ゆえのドラマを作り出します。
特殊な能力を持つということは人にとって幸せなのか?
常野の人々は迫害の歴史を持ちます。
常野の人々はしなやかに強い。
その能力さえあればどんな権力だって欲しいままなのに。
常に在野で、能力を一つの個性として自然に受け止めています。
特殊な能力があるから強いのか
強いから特殊な能力を授けられたのか。。それはわからないけど。

常野の人々はどれも魅力的なのですが
私が特にすきなのはツル先生!
まずは「手紙」で謎の人物として
住職が捜し求められるツル先生。
そりゃあ、あれだけ特徴のある容姿で
百年以上教師をやっていれば疑問に思う人も
でるでしょう。わらじがホーキンスになってもね(笑)
興味を惹かれつつもこれ以上調べることに気味も悪くなってくる住職。
踏み込んじゃいけない事実に近づいていく感じかな。
でも、ラストですっとぼけた感じで「ちょっと出てきたよ」って出てきたときは
私も住職と同じ気持ちになるだろうなって思いました。
思わずあっはっはと笑ってしまうような気持ち。
百年以上教師をやってるからといって何が問題なんだろう?
ツル先生はツル先生なだけ。
「昼も夜も、月はいつもある。みんなが同じ一つの月を見上げている。」
そう、ただそれだけなんだ。
それを全ての人が気づけばいいんだけど。。。。
「手紙」に続く「光の帝国」のような悲劇は起こらなかったのに。
ツル先生と分教場の子供たちの悲劇。
同じ月を見ているとわからない人間たちの残虐さ。
長命のツル先生が死にたいと思った救いのない過去。
「手紙」での飄々と「待っている」という言葉が
ここで大きく響いてきます。
もう涙と鼻水の大洪水でした。
そして、最後の短編「国道を降りて・・・」で
「待っている」人と出会うツル先生。
よかったね、ツル先生。
長生きしてね、ツル先生。
常野の一族はもっと大きな物語に直面しそうだから。。。

この物語は
ゼナ・ヘンダースンの「ピープル」シリーズと
萩尾望都の「精霊狩り」シリーズをイメージしているそうです。

「大きな引出し」で光輝が夢中になって
「しまって」いた曲です。
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自らの自由と少年の命を守るためマフィアに立ち向かう女の姿を描いた傑作アクション。シャロン・ストーン、ジェレミー・ノーザムほか出演。

似てるのはやっぱりシャロン・ストーンかな?













最終更新日  2005年12月05日 23時34分22秒
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