日本労働法学会へ
本日は日本労働法学会の第133回大会を傍聴。一つ目の収穫は労働法の権威であられる菅野和夫先生の講演を生で聴けたこと。演題は「労働政策の時代に思うこと」でした。勝手ながらレジュメの一部を掲載させて頂く。日本的雇用システムは環境変化の中ですでに変化中、その方向は:①長期雇用慣行(新卒一斉採用と内部労働市場)は維持しつつも、中途採用併用と年功序列賃金・処遇につき職責・役割重視・早期選抜併用の方向へ修正中。②非正規(有期雇用)労働者については、正社員を多様化し統合していく方向へ。③職場において、上司・先輩によるOJTや相談・援助などの職場集団機能が弱まり、いじめ・嫌がらせなどのトラブルが増加。そこから見えてくる課題は:(ア)従業員にとっては長期雇用のメリット低下と正社員同士の処遇の格差、企業にとっては雇用調整機能の柔軟性の縮小 ⇒ 転職支援の仕組み(職業訓練プロバイザー、技能評価、職業紹介・キャリコン、教育訓練給付・・)の整備。(イ)職場における労使関係制度の再構築と簡易迅速な紛争解決サービスの充実。そう、弊社の方向性ともほぼ一致している。また下線部分は予てから公言している私の持論と全く一致している。特にハラスメントに関してはいきなり罰を与えるのではなく、いわば社内ADR機関・制度が必要だと考える。なんとかこの仕組みを早期に導入したいと考えている。二つ目の収穫は連合事務局長の逢見さん(UAゼンセン前会長)にお会いできたこと。恐る恐るご挨拶に伺ってみたところ、私のことを覚えていてくださいました。「あの論文の・・」と。大変光栄に思います。