545920 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

むらっ記

むらっ記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2009.10.20
XML
カテゴリ:自宅待機
ねじの話を以前したときに、ちょっと忘れてたこと。



ねじの計算問題。

これも重要だからチェック。




例題から学んでいこう。
これ、H18機械設計2級から引っぱってきました。


1)
角ねじを用いたねじジャッキがある。
角ねじの外径dは50mm、ねじのリード(ピッチ:P)は8mm、おねじとめねじとの間の摩擦係数μは0.1とする。
その時の各問いに答えよ


<1>このねじのリード角(斜面の傾斜角)を求めよ。

これは前回ねじの話をした時の公式を使うと。

ねじs.jpg

tan α = リードL/(π・直径d)

      = 8 / (3.14 × 50)

      = 0.050929581

    α = 2.92°       (←計算機の計算方法は「tan-1」で出るよ)


<2>ねじの効率ηを求めよ。

ねじ効率?そこがちょっと解らない。

色々調べて見ると、Wikipediaにも載ってない・・・

参考書にも解き方はあるけど、具体的な説明が無い・・・

断片的だけど、、、、

ねじを回す時の摩擦が大きい程、ねじ効率は下がる。(公式からも解る)

逆に摩擦が小さいと、締め込みがどんどん入る、ねじ効率は上がる。

ねじがゆるまない条件としては、リード角と摩擦角が同じ時が条件。

そのときのねじ効率は50%だそうだ。



とりあえずねじ効率ηを算出してみる。

算出するには、リード角αと、摩擦角ρが必要

摩擦角・・・tan ρ = 摩擦係数μ

      tan ρ = 0.1

         ρ = 5.71°

ねじ効率s.jpg

ねじ効率η = tan2.92 / tan(2.92 + 5.71) ×100

        = 33.6 %


<3>質量1000kgの物体を持ち上げるのに、腕の有効長さ550mmのハンドルを用いた場合、いくらの力F(N)が必要か。

トルクTを出す公式として、

T = Q・r tan (α + ρ)

その上記の式のr:ねじの有効径の半径 ←を出す公式として、

ねじの有効径 2r = d-(P/2)

先にねじの有効径の半径rを出す。

2r = d-(P/2)
2r = 50-(8/2)
2r = 46
 r = 23


次にトルクTを計算。
(Q:重量物の荷重)

T = Q・r tan (α + ρ)
  = 1000 × 0.023 × tan(2.92 + 5.71)
  = 23000 × 0.152
  = 3.49 kgf・m
  = 34.2 N・m




次回はねじの引っぱり強さを見てみます。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.10.22 03:38:22
コメント(0) | コメントを書く
[自宅待機] カテゴリの最新記事


PR

Profile

t_185cm

t_185cm

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

Category

Recent Posts

Archives

2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2023.11
2023.10
2023.09
2023.08
2023.07

© Rakuten Group, Inc.