2009/04/21(火)00:23
窓の外はのどかなり。
『明日出勤する非常勤のM先生の医デスクに、この資料を届けておいてください。』
と言われ、院長から頼まれた資料を持って事務所を出たのは、午後の3時前だった。
ランチの後でかなり眠くなってきた時間帯だったので、眠気覚ましもかねて3階の医局まで。
非常勤のM先生のデスクは、一番端の窓際の席だ。
非常勤なので、デスクの上は基本的にきれい。
真ん中のわかりやすいところに資料を置くと、あれ?風で資料がはためいた。。。
どっから風が???
とても心地よい風が左頬にあたる。
左を向くと、窓が少し開いていて、その先に病院の職員用駐車場と芝生と畑が見えた。
うわー、なかなか良い景色だ。
『あ、営繕課の○さんだー!。』
眺めた窓の外では、芝刈り機で芝を刈る○さんが。
その格好は、麦藁帽子、首にタオル。。。それ夏のファッションだよーーーっ。
ちょっと可笑しくって、くすっと笑ってしまった。
『カラス、見えるだろ?』
医局の窓から外を眺め、まったり気分に浸るおいらに刺激されたのか、
電子カルテで仕事をしていたドクターが、いつの間にか横に来て一緒に窓の外を眺めはじめた。
『カラス?どこに?』
『ほら、○さんの後ろに引っ付いてる。』
『あ、ホントだ。』
よく見ると、芝を刈る○さんのちょっと後ろを、距離を保ったままカラスがうろうろ。
『あはははっ、あのカラス、ニンゲンを全然怖がってなーい。』
『ペットみたいだな。』
『カラスがペットってのはやだなぁ。』
カラスを従えて芝を刈る○さんを、3階の医局の窓から眺めていると、さわやかな風とともに、
なんだかとっても穏やかな空気が流れたような気がしたよ。
はぁ、のどかだなぁ。