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カテゴリ:学び
仕事で行った週末の京都では桜はつぼみでした。
今朝、高田馬場の小学校の桜を見上げると、ほとんど満開。 気がつけば春なんだね、、、 桜をみていると、懐かしい感覚がふとよみがえる。 満開の桜の下、城の石垣の下の芝生に車座に座って、 高齢の哲学者を囲んでいた。 「大学で何を学ぶか」 たしかそんな演題の講演を入学式のあとに聞いた。 老哲学者は、はつらつと、 「人間は迷わなくなったら終わりです。 迷っている、あるいはひどく動揺できるということは それだけ若者にはエネルギーがあふれているんです」 「あらゆることを疑え!」 「学問は知性をみがくことではない。理性をみがくことだ」 「学問の精神は理性とヒューマニズムにある」 なんてことを語っていたな。 車座のときの話はほとんど覚えていないけれど、 桜の花が舞っていて、かすかに桜のにおいがしていたような そんな感覚がある。 哲学者の名前は真下信一。 彼が亡くなってからもう20年が過ぎている。 桜が誘った想い出かな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月29日 00時47分15秒
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