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カテゴリ:科学・化学・考古学など
人骨に向き合って 沖縄で研究 四半世紀③ 骨“運”の無さが大逆転
人類学者 土肥直美さんに聞く ―10年あまり先島諸島で先史時代の人骨を探し続けたのに見つからず、日本一骨運がない人類学者と言われた土肥さん。ところが、2007年に石垣島の新空港建設予定地で約2万年前の人骨が見つかったのをきっかけに、日本ではこれまで例のない、多数の旧石器人の人骨と出会うことになりました。 白保竿根田原(しらほさおねたばる)洞穴で人骨を最初に発見したのは沖縄鍾乳洞協会理事長の山内平三郎さんたちで、人骨を大学に持って来られました。山内さんとは琉球大学に赴任したころ、以前医学部長だった先生の紹介でお会いしてからの洞窟仲間でした。 「沖縄に来たんだったら洞窟を知らないとだめです」って言われて。探検部だったので、洞窟に潜ったことはありましたが、行くと落差が20メートルもある。高いところは怖いけれど「下に人骨があるから」って言われると行っちゃう。 人骨が見つかると持って来られて、一見古そうなのですが、年代を調べてみると数百年前ぐらいというのが多かった。その時も、古そうでしたが、「年代を調べないと」と言いました。人骨と一緒に見つかったネズミの骨の年代を調べたら約2万年前で、これはたいへんということで頭骨の一部でしたが人骨も調べたら、これも約2万年前でした。 2010年と13~16年に県立埋蔵文化財センターが中心になって、私たち形質人類学者や考古学者だけでなく、DNA人類学などさまざまな分野の研究者が参加する画期的な発掘調査が行われました。合わせて1300点もの人骨が見つかっています。これまでの分析で、少なくとも19人の旧石器人の骨を含んでいることがわかっています。 人骨の出土状況から、調査の最初のころから風葬の墓だと考えていましたが、15年の調査で決定的証拠が見つかりました。一番古い約2万7000年前のもので、最初に復顔できた4号人骨です。骨の位置から、亡くなった後、あおむけで両腕と両足を折り曲げた形で安置されたことを示していました。 頭骨(中央)を発掘する人たち(沖縄県立埋蔵文化財センター提供) 4号人骨が安置されたときの姿勢を示す想像図(沖縄県立埋蔵文化財センター提供) 次の地へ ―白保竿根田原洞穴遺跡で見つかった多数の人骨は、現在、土肥さんたちが一つひとつ付着した石や土を取り除くクリーニングという作業や、つなぎ合わせる作業を進めています。 こういう人骨が出てくるような遺跡が今後、いつ見つかるかわからない。そこで発掘ができて、今こうやってクリーニングやクロスワードパズルを解くようにつなぎ合わせる作業を行わせてもらっている。たぶん、日本で一番幸せな人類学者かもしれないですね。 これで若い人類学者が大きくなってもらいたいし、育ってほしい。河野さん(河野礼子・慶応大学准教授)が若い人類学者のチームをつくってくれて頭骨以外の部分の研究も緒についているので、どんな成果が出るか楽しみです。 それと、白保竿根田原遺跡は墓だということがはっきりしたので、では生活の場はどこだったのか。近くにあるはずなので、ぜひ探したいと願っています。(おわり) 「しんぶん赤旗」日刊紙 2019年1月15日付掲載 同じ沖縄でも探す場所を変えるってことで洞窟へ。 すると2万年前、旧石器時代の遺跡がざっくざっくと… 頭骨をつなぎ合わせる、答えの用意されていないジグソーパズル。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年01月28日 22時56分05秒
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