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カテゴリ:科学・化学・考古学など
3万年前の冒険 台湾→与那国島 丸木舟の45時間③ 残る謎 未来への一歩
台湾から与那国島に到着し、歓喜の瞬間を迎えた丸木舟チーム。 「とりあえず黒潮を横断してたどり着くことができた」と、海部陽介プロジェクト代表は実験航海が成功したと評価。今回は当時の技術として最も優れている丸木舟を採用しましたが、「3万年前の人がもっと原始的な舟を使っていたら、航海はもっとタフになる。それが想像できたという意味で学ぶことが多かった」と話します。 一方、未解明の謎として「ナビゲーション(航海術)の難しさが残る」と海部さん。「航海計画を立てるにあたり、(天気予報や地理的な情報など)現代の知識を入れている。それでも難しい。昔の人はどうやって行ったのだろう…」 ○ 航海する丸木舟チーム こぎ手チームの7人。本番の実験航海に乗船したのは男性4人、女性1人。左から3人目が原康司キャプテン、同4人目が田中道子さん(写真はいずれも3万年前の航海プロジェクト提供) 丸木舟チームの原康司キャプテンは到着後に、GPS(全地球測位システム)で記録した航跡をみて「イメージ通り。ほぼ完壁だ。黒潮が思ったより遅かったが、必ず島が見えてくる確信があった」と話します。 黒潮を越える航海について原さんは「舟ができたことが成功だと思う。今回はコンディションが難しく大変だったが、天候さえ整えばまた行ける」と、自信をのぞかせました。 海部さんは、3万年前に大陸と陸続きだった台湾から琉球列島に渡った旧石器時代人について「丸木舟があったとすれば、日常的に使っていて操作はお手の物。台湾がホームグラウンドで地理感覚もあり、よく知っていたと思う。きょうは流れが速いとか、危ないから帰ろうとか、的確な判断ができたのではないか」と話します。 日本列島人の祖先が危険を冒して海を渡った動機も大きな謎。かじ取りを担当した田中道子さんは「成功したよりも多くの人が海で命を落としたと思う。それを越えてでも、何かを見つけたいという強い意志があったのだろう」。海部さんは「何度も危ない経験をして、行けるという自信があったのではないか」と思いを巡らせます。 もし3万年前にタイムスリップしたら航海するか。原さんは「難しい質問。到達したときの幸福感があるので行くかもしれない」。 ○ 大陸から日本列島への移入ルートは、①対馬②沖縄③北海道の三つ。今回は、台湾から島づたいに北上した沖縄ルートの最初の航海を再現したにすぎません。琉球列島では、石垣島、宮古島、沖縄島などで当時の人骨化石が見つかっています。宮古島から沖縄島に渡るには、見えない島に向かって海流に乗らずに200キロメートル以上航海する必要があります。 原さんは次の実験航海へ意欲満々。「ようやく日本列島人の最初のルーツがわかった。この先も深く知りたい。ルーツを知ることは、未来に向かって大事な歩みを始める第一歩。これからが本番。長い旅の始まりだ」 (おわり) ◇ 国立科学博物館(東京・上野)は9月8日まで、3万年前の航海プロジェクトの速報展示を開催中です。黒潮を越えた丸木舟「スギメ」の実物や、櫂(かい)、旧石器時代の石斧(せきふ)の複製、短編動画などを公開します。 「しんぶん赤旗」日刊紙 2019年8月26日付掲載 今回の挑戦は、大陸から日本列島への移入ルートのひとつ沖縄ルートの最初の部分にすぎない。 これからが本番。次の実験航海にご期待を! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年08月30日 10時38分25秒
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