日本軍慰安婦を描いた韓国の映画・雪道が元町映画館で上映中
日本軍慰安婦を描いた韓国の映画・雪道が元町映画館で上映中映画 雪道01 posted by (C)きんちゃん映画「雪道」 ずっとふたりで生きてきた映画 雪道02 posted by (C)きんちゃん第二次大戦末期、「日本軍慰安婦」として過酷な運命を共に耐え抜いた二人の少女の友情【STORY】一人、編物で暮らしを立てるチョンブンには、まだあの日の記憶から逃れられない。日本支配下の朝鮮、貧しい家の娘、チョンブンは、学校に通う同い年のヨンエがうらやましい。ある日、ヨンエが日本の勤労挺身隊に選ばれて日本に行くことになる。うらやましそうにヨンエを見送るチョンブンの前にも一人の男が現れて日本に行きたいのかと尋ねる。夜中に何者かに連れ去られたチョンブンは、列車の中で日本に行ったはずのヨンエと出会う。少女たちは「日本軍慰安婦」として満州に送られた。慰めあい、時にはあらそいながら、厳しい生活に耐えるジョンブンとヨンエ。そんなある日、彼女たちに慰安所を脱出する機会が生まれるが…10月15日(土)~21日(金) 12:00~10月22日(土)~28日(金) 10:00~元町映画館一般:1,700円、シニア(60歳以上):1,200円、学生:1,000円、障がい者:1,000円映画「雪道」は2015年、KBS韓国放送公社が制作した光復70周年特集ドラマを再編集し、2017年に映画化した作品です。他の韓国映画と同様、国際的に高い評価を受けました。(世界最大の国際テレビ番組の祭典の1つであるバンフワールドメディアフェスティバルにおいて最優秀作品賞。中華圏3大映画祭にあげられる金鶏百花祭で最優秀作品賞、主演女優賞をキム・セロンが受賞する快挙を成し遂げました。イタリア賞でTVドラマ・TV映画部門のイタリア賞を受賞、アメリカでも上映されました。)残念ながら日本では数回の自主上映にとどまり、作品を見た人が「もっと多くの人々に観てほしい」「映画館での上映を進めてほしい」という声が上がっていました。作品は、天才子役と言われたキム・ヒョンギ、キム・セロンが15歳の時に出演、現代の元慰安婦役として韓国最高齢の女優キム・ヨンオク、昨年世界的に話題になった「イカゲーム」にも出演、今年4月に初めての主演映画、「Take Care of Mom」が上映されるなど、輝きを増しています。「慰安婦」がテーマですが、勇ましく日本軍の蛮行を糾弾し、悲惨な場面を訴える内容ではありません。作品のエピソードは元慰安婦の方々の証言が元になっています。また、当時の創氏改名や日本語教育など、事実に即しています。主人公のヨンエ(キム・セロン)は、立派な皇国臣民になろうとする姿が描かれています。当時の日本による植民地支配がリアリズム表現され、反日映画としてのレッテルを貼ることはできないはずです。この作品の監督、脚本、プロデューサー、主な俳優は全て女性です。そして、その最大のテーマは過去から現代においても、世界は女にとって不利にできている。”女性という性”の解放です。作品で描かれた他人の心の傷に寄り添おうとする気持ちが出発点となり、世界的な”Me Too”、”With You”と共鳴できる内容です。この雪道が日本列島各地で上映されれば、日本と韓国の希望となるでしょう。「雪道」公式ホームページより。ぜひ、お勧めですね。