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秋田殺人事件 (講談社文庫)[本/雑誌] / 内田康夫/〔著〕 価格:814円 秋田には魔物が棲んでいる。 県政を揺るがす大規模な欠陥住宅詐欺。 浅見光彦、地方自治体を蝕む“悪”の正体を暴く! 県、肝入りの第三セクターが引き起こした欠陥住宅詐欺問題で、 混乱の渦中にある秋田政界。 浅見光彦は、県政刷新のため副知事に抜擢された才媛・望月世津子の秘書として、 現地に赴く。 相次ぐ事件関係者の不審死と、世津子に届いた告発状の関連を探る浅見の前に、 警察幹部や政治家の重圧の壁が立ちはだかる。 県、肝入りの第三セクターが引き起こした欠陥住宅詐欺問題で、混乱の渦中にある秋田政界。浅見光彦は、県政刷新のため副知事に抜擢された才媛・望月世津子の秘書として、現地に赴く。相次ぐ事件関係者の不審死と、世津子に届いた告発状の関連を探る浅見の前に、警察幹部や政治家の重圧の壁が立ちはだかる。 以下のカスタマーレビューのように、 今回の浅見光彦シリーズは、ちょっと作風が変わっていて興味深く読めました。 浅見刑事局長殿の大学の望月(女性)が、秋田県の副知事に就任することになる。 しかし、最近秋田で起きた事件の切抜きが望月の元に送られてくる。 脅迫か、警告か。そこでボディーガードとして浅見が事実を調べることとなる。 そんなわけで、今回浅見はブルゾン姿ではなく、スーツとネクタイらしい。昔の悪夢のサラリーマン時代を思い出すとか(笑)。 今回も浅見節は健在。 たとえば被害者の家族とのやり取り。得意の話の展開の仕方だ。読んでいて面白い。 作品中で三回もこの家で鍋をつついているし(笑)。 また、水戸黄門よろしく、警察関係者に身分が判明する場面もお約束である(今回はインパクト弱いけど)。 警察県警者って、いつもこれで態度が一変するけど、そんなものなのかな、現実も。 ところで、現在の日本の刑事局長って誰? エピローグが好きだ。 物語終盤、浅見は信頼している人に裏切られたと思い沈んでいるが、ちょっとしたどんでん返しがある。ラスト、「必ずまた来ます」と言って、東京に帰っていく。 いやーやっぱり面白いね。浅見は相変わらず携帯電話を持っていないらしい(車:ソアラに電話はあるらしい)。 警察が連絡を取れなくてボヤく場面がある。果たしてその原因は、母雪江のお許しが出ないから(笑)。 また、スーパーですき焼きの材料をどっさり買って、ねぎを袋からはみ出しながら道を歩く場面も。 男子なるものスーパーで買い物などしてはいけない(!)との信念を持つ母雪江が見たら 卒倒しそうな格好だなと思いながら。 それにしても、主要人物の年齢が変わらない以上、彼らの生年月日がどんどん新しくなるわけだ。 浅見も最初は飛行機なんか絶対乗らない主義だったが、最近では海外でも活躍しているらしい。そのうち携帯電話も手に入れることだろう。母雪江を説得して。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.07.29 06:04:21
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