World PV Watcher　世界の太陽電池メーカー

　ソーラーワールド（SolarWorld AG）は、2014年1～9月のグループの太陽電池モジュールおよびキット出荷量が602MWと、前年同期の390MWに比べて54％増加した。第3四半期出荷量は270MWと前期の193MWに比べて39.9％増加、前年同期の180MWに比べて50.0％増加した。とくに、9月出荷量は100MWを上回って月間出荷量で最高を記録し、2014年9月半ばに2013年の年間出荷量548MWを上回った。



　同社は、米国、フランス、英国、日本で最強の成長を達成し、これら市場で前年同期に比べて出荷量を倍増し、ドイツも全体としてドイツ市場の下落にもかかわらず、1～9月にわずかな増加を達成した。同社の9月末受注残は350MW。同社の高機能高変換効率の太陽電池モジュールに対する需要をベースに、2015年も世界的な成長を見込んでおり、米国市場が最大の成長ドライバーになるとの予測から、オレゴン州ヒズボロで生産能力拡大のための投資を進めている。



　同社グループの2014年1～9月期売上高は4億900万ユーロと、前年同期の3億4,600万ユーロに比べて18％増加した。 EBITDAは1億700万ユーロで、前年同期の▲6,300万ユーロから増加、EBITは7,700万ユーロで前年同期の▲9,500万ユーロから増加した1～9月期の税引後グループの連結利益は6億2,400万ユーロで、前年同期の1億3,500万ユーロの損失から黒字転換した。

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