鳥取ガスと鳥取市、地産地消の電力販売で新民電力会社設立

　鳥取ガスと鳥取市（経済観光部経済・雇用戦略課、0857-20-3249）は、地域で創られた電気の地域内資金循環を進めるための新電力会社である「とっとり市民電力」（鳥取市五反田町6番地）を2015年8月24日に設立した。新会社は資本金2,000万円で鳥取ガスが90％、鳥取市が10％出資する。 　2013年度および2014年度に、地域経済の好循環を促進する総務省の「分散型エネルギーインフラプロジェクト」に産学金官連携して取り組み、地域エネルギー会社の設立や電源開発などの調査・検討を行った。次のステップとして、2015年度に地域で創られた電気の地域内資金循環を進めるための地域エネルギー会社「とっとり市民電力」を設立した。 　2016年度に開始される電力小売りの全面自由化により、約8兆円の市場創出が予想される中、エネルギーの地産地消を進め、新しい地域経済の成長戦略の構築を目指す。地域のための会社として、分散型エネルギーの普及を進めることで、地域の安心・安全なまちづくりにつなげ、地域経済の活性化を図る。 　その他日本企業の関連記事