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2016/05/13(金)17:43

カナディアンソーラー、第1四半期モジュール出荷1,198MWと2.6%減

カナディアンソーラー(阿特斯陽光)(307)

 カナディアンソーラー(阿特斯陽光)は、太陽電池モジュールの2016年第1四半期出荷量は、1,198 MWと当初見通しの1,085 ~1,135MWを上回ったが、2015年第4四半期の1,398MWに比べて14.3%減少し、2015年第1四半期の1,230MWに比べても2.6%減少した。2016年第1四半期出荷のうち、売上高ベース出荷は1,172 MW。なお、モジュール出荷量には、2015年第4四半期の63.8 MWと2015年第1四半期の124.3 MWに比べ、2016年第1四半期はトータルソリューションビジネスで使用される24.8 MWが含まれていた。  同社は、日本では2016年第1四半期に埼玉県で900kWの太陽光発電所を完成させ建設とグリッド接続を完了した。2016年1月末の、開発中のプロジェクトの同社の開発中のプロジェクトパイプライン約600MWで、このうち109 MWが建設中、80 MWが建設準備段階にある。  同社は、2016年第2四半期のモジュール出荷合計は、自社のユーティリティ規模の太陽光発電プロジェクト向け出荷の約30MWを含め、約1,200~1,250MWを見込んでいる。また、2016年のモジュール出荷量は5.4~5.5GWを見込み、このうち売上高ベース出荷量は約5.0 GWとなる。  同社の2016年第1四半期売上高は、2015年第4四半期の11億2,030万元、7億2,140万ドルと当初見通しの6億4,500万~6億9,500万ドルを上回ったが、2015年第1四半期の11億2,030万ドルに比べて35.6%減少、2015年第1四半期の8億6,090万ドルに比べて16.2%減少した。  売上高の前期比減少は、トータルソリューション事業比率の減少にともなうもので、2016年第1四半期の売上高合計に占めるトータルソリューション事業の比率は、2015年第4四半期の30.7%に比べ6.3%と大幅に低下している。  2016年第1四半期の地域別売上高は、米国大陸が売上高全体の43.1%と前期の51.9%前年同期の48.7%から減少、アジアが44.4%で前期の41.1%、前年同期の32.9%から増加、ヨーロッパその他が12.5%を占め、前期の7.0%から増加したが、前年同期の18.4%に比べて減少した。  カナディアンソーラー(阿特斯陽光)の基本情報と関連記事

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