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2016/12/07(水)20:41

NSP、需要減と市況下落で第3四半期売上高29.8NTDと大幅減収

NSP(新日光/Neo Solar Power)(9)

 台湾の新竹市科学工業園区に拠点を置く世界トップクラスの統合太陽光発電ソリューションプロバイダーのNSP(新日光/Neo Solar Power)は、2016年第3四半期売上高は29億7,900万新台湾ドルで前期比33.85%減少し、純損失は18億7,400万新台湾ドルに達した。1~9月期売上高は133億8,700万新台湾ドルで純損失は27億700万新台湾ドルに終わった。  同社は、棚卸資産の評価損および継続的な海外への生産能力移転費用の発生、第3四半期の太陽光市場の需要が棚卸資産の増加をもたらしたため、売上高粗損失は12億7,300万新台湾ドルで、粗損失率は42.75%に達した。  営業費用は4億7,200万新台湾ドルで第2四半期と同水準にとどまったが、営業損失は17億8,600万新台湾ドルで、営業利益率はマイナス59.96%。第3四半期の純損失は18億7,400万新台湾ドルで、EPS(1株当たり利益)はマイナス1.82新台湾ドルであった。  NSPは、第4四半期には中国とNSP東南アジアの生産ライン移転が完了し、現在の設備設置プロセスが完了し、今年末までに新生産ラインが段階的に稼働を開始する。最近の太陽光発電市場の需要回復にともない、製品販売価格は上昇に向かっている。  同社の受注状況は10月以降改善され、セル生産ラインの稼働率が上昇した。また、米国、日本、台湾を中心にNSP & GESのソーラーシステムプロジェクトが第4四半期に売却される予定で、これにより第4四半期には売上高と利益の全体的改善が見込まれている。  NSP(新日光/Neo Solar Power)の基本情報と関連記事

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