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テーマ:ニュース(100367)
カテゴリ:その他米国企業c
中南米の大手再生可能エネルギー企業であるAtlas Renewable Energy は、米国の大手化学メーカーのDowと、ブラジルの大規模太陽光エネルギー供給契約を締結した。クリーンエネルギーの供給は、バイア州ジュアゼイロにある設備容量187MWのジャカランダ太陽光発電所を通じて、バイア州にあるダウのAratu Siteにクリーンな再生可能エネルギーを供給するもので、年間440GWh以上の供給が見込まれており、その大部分は2021年上半期に開始される15年間契約の下でダウに提供される。 ジャカランダ太陽光発電所は、太陽電池モジュール数を45万枚以上設置し、ダウのAratu Siteのエネルギー需要の相当部分を供給するのに十分なエネルギーを生み出す。ブラジルの平均家庭75万人超の住民を抱える都市に十分な電力を供給できる規模。 さらに、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)が使用する方法に従ってWorld Resources Institute(世界資源研究所)が開発したGHG(温室効果ガス)プロトコルに基づき、同発電所は年間約3万5,000トンのCO2排出削減効果がある。また、それはダウのGlobal Emissions Inventory(グローバル排出インベントリー)と整合している。削減されたCO2排出量は、サンパウロの通りから3万6,800台の車両を取り除くことに相当する。 再生可能電力容量を確保する今期の契約は、2025年までに再生可能エネルギー源から電力需要の750MWを獲得するというダウのコミットメントである2025 Sustainability Goals(2025年持続可能性目標)の1つを達成することに貢献している。 ダウはまた最近、追加的なCarbon Reduction Goals(炭素削減目標)を発表した。これは2020年から2030年までにダウの純年間排出量の15%削減を目指しており、これは次の10年間で500万トンのCO2を削減し、2050年までにカーボンニュートラル(温室効果ガスを増加させない)に到達することに向けたもう1つの重要なステップを意味している。 現在、ダウはクリーンエネルギー使用で化学業界のトップにあり、風力、太陽光、水力、バイオマス、埋立地ガスの契約を締結している再生可能電力を使う世界企業上位25社(BNEFランキング)に入っている。 ジャカランダ太陽光発電所は、中南米での実績と専門知識により同地域での再生可能エネルギー部門の不可欠なプレーヤーとして位置付けられているAtlas Renewable Energyによって開発、建設、運営される。同社はまた、ブラジル市場でのフットプリントを拡大し続けており、バイア州にさらに3つの稼働中のプラントとセアラ州にもう1つのプラントを設置してきた。それらはサンペドロ(67MW)、セルタンソーラーバレイラス(117 MW)、マノエルデアンドラーデ(旧ジュアゼイロ、167MW)、ソルドフトゥーロ(81 MW)である。 ジャカランダ太陽光発電所は、マノエルデアンドラーデ太陽光発電所に隣接し、2019年にAtlas Renewable Energyが導入したブラジルの太陽光発電所としてその種のものとしては初の画期的イノベーションであるデジタル変電所を利用する。 さらに、ジャカランダ発電所は、太陽エネルギーの主要な最先端技術である両面モジュール技術を取り入れる。これらの革新的ソーラーパネルは、前面と背面からの太陽光の反射を利用するため、太陽光電変換効率を高め、その結果、プラント全体の効率を高める。
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Last updated
2020.07.08 09:30:05
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